20年以上参戦が無かった外国馬ですが、
今年は香港からワーザーが参戦してきます。
どんな馬なのか、戦績は分かりますが、
それ以外の部分、脚質やコース適性などを
分かる範囲で掘り下げて調べてみます。
血統
父 タヴィーストック
(モンジュー産駒サドラーズ系)
父母父 レッドゴッド系
母父 ザビール(ターントゥ系)
母母父 ダンチヒ系
父の父モンジューは凱旋門賞馬です。
欧州血統の重いイメージが有りますが、
日本ではジャパンカップ4着。
勝ち馬のスペシャルウィークには0.3秒差でしたが、
ステイゴールドには3馬身以上の差をつけており、
日本の馬場が駄目だという訳でもなさそう。
直接の産駒は日本で見たことが有りませんが、
遺伝学上の距離適性分類は「T.T」という
中距離~長距離向きのタイプに分類されています。
完全な「非サンデー系」「非ミスプロ系」なので、
この舞台に向くかどうかはやってみないと分かりませんが、
「香港の芝は日本よりやや時計が掛かる」と言われており、
「梅雨の阪神開催最終日」という事を考えると、
充分やれる可能性を秘めていると思います。
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実績
これを見る限り、この馬の本領は
「2000m~2400m」
というように思えますね。
僕が一番驚いたのが、
ボウマン騎手が乗ると
複勝率 100%
という事です。
今回もボウマン騎手が乗りますね。
それと、もう一点・・・
休み明けは「6着」が指定席で、
叩き2走目は勝っている。
という点です。
今回も、このルーティンを
忠実に守ってきているのは、
実に興味深いと思います。
そして、
稍重のQエリザベス2世を勝っており、
でお話しした「勝ち馬の条件」を満たしています。
また、昨年のQエリザベスは、
日本のネオリアリズムが
めでたく優勝を飾りました。
日本の馬が、向こうで通用する
というのは、向こうの馬が日本で
通用する事の裏返しとも取れそうです。
脚質
2017Qエリザベス2世 G1 動画
百聞は一見に如かず(^^♪
レースを観て下さい。
ワーザーは1番、ネオリアリズムは5番です。
ネオリアリズムの本領は、
モーリスさえ完封した「前に行って押し切る競馬」
ワーザーは、モーリスと同じくらいに「負けて強し」
の競馬だったと思います。
こちらは、ワーザーが優勝した2016年のレース動画です。
ワーザーは10番の黄色い勝負服です。
ワーザーは、基本的には差し馬なのでしょう。
馬群を割る器用さが有り、抜け出す瞬間のスピードも十分。
イメージ的には、ラブリーデイと重なる印象です。
宝塚記念の舞台「阪神2200m」は、
この馬には非常に向いているように思います。
体調さえ万全なら、勝ち負けではないでしょうか。
7歳以上の馬が、馬券にならないと言われる
宝塚記念ですが、パターンデータは
所詮パターンデータで、いつかブレイクします。
それが今年なら・・・
と、今からワクワクしています。
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