G1レポート 安田記念 軸馬探し

今年の安田記念で、軸馬になり得るのは・・・

スワーヴリチャード

初のマイル戦がG1。

これはもう「ピンかパー」でしょう。

適性があればアッサリ勝てるメンバーでしょうね。
馬格も十分で、指数は余裕の1位。出来も最高。

ただ、巷で言われるように、
問題はスタートの遅さと位置取り。

スローなら、まくってポジションを上げるでしょうが、
流れが速いと4角で後方のままという可能性も。

今の高速馬場では、直線だけでゴボウ抜きは・・・

出遅れれば、圏外も有り得そう。

サングレーザー

微妙に馬格不足の上に、1年半ぶりの長距離輸送+初コース。

さらに休み明けの前走でレコード勝ちとくれば、
上積みの期待より反動の心配が大。

ペルシアンナイト

前走大阪杯は、レコード決着の2着で、この馬自身も
レコードを塗り替える時計で走破。

ハービンジャー産駒としては珍しく高速決着に対応出来るタイプ。

ただ、残念なことに、こちらも微妙に馬格不足。

また、東京が合っているとは思いにくい実績。

人気と考え合わせると、ちょっと微妙・・・

リスグラシュー

こちらも馬格が無さすぎ。

能力の高さは認めるものの、
牝馬で馬券になったのはウオッカ以来「無し」。

ウオッカに匹敵する馬かと問われれば・・・

答えは「No」。

脚質的にも買いづらい1頭。

アエロリット

能力や脚質、消耗戦への対応力から考えれば、
充分に馬券圏内は狙えそう。

鞍上がG1でも強気に乗れる横山騎手なら「買い」
と思っていたら、引き続き戸崎騎手の手綱。

前走は、馬場と落鉄が敗因と言われているようですが・・・

この馬の力を引き出せる騎乗ではなかったように思えるだけに残念。

リスグラシュー同様、ウオッカ以来8年間馬券絡みの無い牝馬。

こちらも軸には据えにくいイメージ。

サトノアレス

コイツしかない。

と思ったけれど・・・

3着とは言え、前走が休み明けでレコードタイム。

やはり反動の可能性は否定できない。

脚質的にも、後方一気は買いづらいのが今の馬場。

モズアスコット

ホントに出て来るの?(;・∀・)

出て来ても連闘。

しかも長距離輸送でG1・・・

馬格も微妙に不足。

この馬は、中4週以上のレース間隔がベストの印象。

能力の高さは評価出来ても、重賞未勝利の身でこのローテでは・・・

レッドファルクス

昨年、高速決着の安田記念で3着に入った実績馬。
血統的にも、母は京王杯をレコードタイで勝ったスティンガーの全妹で、
高速決着は望むところでしょう。

リピーター色の濃いレースでもあり、
加齢による衰えの可能性と、馬格の足りなさはあっても
軽視するのはどうだろう。

馬体も、ゴリゴリのスプリンター体型から、
マイラータイプに変貌しつつあるように見受けられる。

デムーロ→田辺の乗り替りになるけれど、
田辺は、近3年連続で馬券に絡む安田記念男。
しかもその人気は、8番人気・8番人気・12番人気。

レッドファルクスは、現時点の予想人気8番人気。

「もう無い」は「まだ有る」のも競馬。

とは言え安田記念の穴軸とするには
人気とリスクのバランスが今一歩ピンとこない。

リアルスティール

今回も海外帰り初戦。
一昨年は、外枠の上に、入れ込みがきつく、
道中で前に壁を作れなかったので「暴走自爆」。

まともなら、あんな結果になるような馬では無いはず。

今年は、前回のテツを踏まないように、
陣営も調整に工夫を凝らしているようだし、
基本的にマイルは合うイメージの馬体。

これまでに戦ってきた相手を考えれば「格」は上位。

ただ、気になるのは、高速決着で実績が無い点。

ドゥラメンテが、父キングカメハメハのレコードタイムを
0.1秒更新したダービーで、離された4着。

4角で、リアルスティールより後ろにいたサトノクラウンに差され
2馬身突き放されるという結果を見る限り「高速決着に弱い」という印象。

掲示板には載って来そうだけど、
今の東京の高速馬場で勝ち負けまではどうだろうか

★キャンベルジュニア★

南半球産まれの外車(外国産馬)で、
デビューが3歳4月と遅い部類。

前走では、レコード決着の同タイム2着と、
高速決着への適応力を見せた1戦。

遅生まれなので、そろそろ本格化の兆しかも。

2走前は、先行馬総崩れの展開で、2着に残ったのは強い競馬。

前走も、レコード決着の中、ゴール前でアタマひとつ差されたものの、
あれは、勝ったルメール騎手との「馬を追う腕」の差とも言える内容。

2011年リアルインパクト
2012年ストロングリターン
2015年モーリス

と、3頭の勝ち馬を送り出している堀厩舎の管理馬でもあり、
馬格も十分、指数も上位、脚質的にも楽に好位をキープ出来そう。

今年に入ってここが3戦目で、
まだ疲労やストレスの量にはもう少し余裕が有りそう。

好走しだすと3走は続く傾向が顕著な馬。

これは軸級の穴馬。


ウインガニオン

父ステイゴールドというのは、
ちょっと安田記念と結びつかないイメージ・・・

ただ、ステイゴールド自身は、秋の天皇賞で
レコードを更新する時計で2着している。

また、全兄のシルクメビウスは、
ダートながら「東海S」をレコードタイで勝っており、
血統背景からは、時計勝負に対応出来る下地はありそう。

前走の京王杯は、レコード決着という
休み明けの身には、かなり厳しいレース。
しかし「0.3秒差」ならむしろ上出来ではないだろうか。

1400mの淀みないペースを休み明けに経験し、
なおかつ軽く凡走したことで、今回は上積みの期待大。

また、この馬は季節労働者。
この時期に毎年良績を残しているのも面白い材料。

そもそもが、マイルとは真逆の適性を誇った父の産駒が
やたらと活躍するのがこのレース。

シンボリクリスエス・マンハッタンカフェ
ハーツクライ・スクリーンヒーロー・ダンスインザダーク

どれも長距離G1ホース。

これらの子供たちが毎年のように勝ち負けしている。。。

ステイゴールド産駒が走っても、
ちっとも不思議じゃない。気がする・・・

未勝利勝ち以外の7勝を含む全8連対が左回りという
究極のサウスポーが、同形不在のここで一人旅。

ロゴタイプが2年連続逃げて連対しているこのレース。

どこまで粘れるのか、お手並み拝見と参りましょうか。

ブラックムーン

こちらも面白いんじゃないでしょうか。

米子Sをレコード勝ちしており、高速決着でもチャンスは有りそう。

馬格も足りていて、調子も良いらしいので、ウインガニオンと並んで「爆穴」候補。

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