G1レポート 朝日杯 注目血統穴馬

今年の朝日杯フューチュリティステークスの

勝ち馬を探るレポートは、血統馬券の参考書の方に

掲載致しておりますので、ここでは穴馬候補を

血統からピックアップして参りまする。

血統注目馬

「トリプルエース」

父シャマーダルは芝向きのストームバード系ジャイアンツコーズウェイ産駒。

ジャイアンツコーズウェイは、

ヘイロー系の重要血統「グロリアスソング」を

母系に持つ種牡馬で、グロリアスソングを経由した「ヘイロー」の

クロスは芝のマイル以下での成功パターンのひとつ。

本馬の母は「サンデーサイレンス直仔」で、

祖母は「ミスタープロスペクター直仔」という、

血統の字面は「超一流」と言っても良い配合馬で、

名繁殖を大量に抱えるゴドルフィンの繁殖馬。

グロリアスソング経由のヘイローと、

サンデーサイレンスのヘイローが「5×3」のクロスとなっており、

これは成功パターンのヘイロークロスに該当致しますな。

「シャマルダル×サンデー系」の配合は、

先週の阪神JF4着馬ウーマンズハートと類似した配合で、

ウーマンズハートはヘイローのクロスは発生しておりませぬ。

また、本馬は日本の芝への適性が高い

「マキャベリアン」を経由したミスタープロスペクターと、

ミスタープロスペクター自身との「4×3」のクロスも持っており、

マイル以下の芝への適性がさらに高められている可能性も秘める血統馬。

前走は1200mからの一気の400m延長ローテで、

馬自身に戸惑いがあったのか、追われてから加速するまでに

少々手間取っていたものの、エンジン点火後のゴール前100mは、

メンバー随一の伸び脚を見せており、1600mへの対応力に

全く問題はないように見うけられましたな。

体型的にも「スプリンター体型」ではなく、

胴の長さにゆとりがあり、腹袋の大きさから、

消耗戦でもバテない底力が感じられまする。

トモの筋肉は横幅が広く、

登坂能力の高さも感じさせる馬体構造で、

現時点での完成度も非常に高いように見受けられますな。

朝日杯フューチュリティステークスは、

短距離志向の強い馬が穴をあける傾向の強いレースで、

6番人気以下から馬券になる馬が出るとすれば、

本馬が最右翼であろうと愚考いたしまする。

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