目次
1番人気のディープって儲からない
なんて思ってませんか?
実はレシピひとつで「美味しい馬券」に
大変身するのでございますよ。
「そんなことないやろ~(-。-)y-゜゜゜」
と思っている方はこれをご覧下され。
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レシピは全て「単勝1番人気」に支持された場合の
ディープインパクト産駒が対象ですので、
2番人気以下の場合は全くあてになりませぬ。
よかったら投票をm(_ _)m
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非根幹距離ってなに?
JRAの平地G1レースの殆どは、
「400mで割り切れる距離」で開催されています。
つまり・・・
1200m・1600m・2000m・2400m・3200m
これを「根幹距離」と言います。
一方、「非根幹距離」とは、400mで割り切れない距離を指します。
具体的には・・・
1000m・1400m・1800m
2200m・2500m・3000m
あと、重賞レースが無い
1700m・2300m・2600m
という距離も有ります。
非根幹距離で開催される芝のG1レースは、
宝塚記念・エリザベス女王杯・菊花賞・有馬記念
この4つだけで、その他のG1は400mで割り切れる
根幹距離で開催されます。
その為、生産者は、より多くのG1タイトルを狙う為に、
根幹距離に適性の高い馬創りに心血を注ぎます。
その結果、「非根幹距離」に適性の高い馬の数は少なくなり、
また、そういう適性しか持ち合わせない馬は、根幹距離で凡走し、
非根幹距離で激走するという構図が出来上がります。
そして面白いのは、非根幹距離に強いタイプは、
異なる長さの非根幹距離にも適性を見せるケースが多い事です。
1800m戦に強い馬が、2200m戦でも強かったり、
1400m戦に強い馬が、1800mで激走したり。
なので、例えば2200m戦の予想をする場合、
その前後の「非根幹距離実績」をチェックする事で
思わぬ穴馬券を手に出来る事も少なくありません。
サンデー系の分類
コースガイドなどで、良く出て来る
「スピード型サンデー系」とか「中距離型サンデー系」って
具体的にどれがどうなん?(゜_゜)
という、お問い合わせがありました。(;・∀・)
いつか書こうと思いつつ、つい延び延びに・・・(*_ _)
なので、ここで改めて。
サンデー系は、血統傾向を把握しやすくするために、
- ディープ系
- スピード系P
- 中長距離系T
- ダート系D
- その他L(ローカル)
このように、5つに分類して把握しています。
ディープ系
これは、ディープインパクトを始め、
ディープインパクト産駒が種牡馬になった場合は
現状ではこのカテゴリーに入ります。
・ディーププリランテ
・トーセンホマレボシ
・トーセンラー
この3頭が現在現役の産駒を
送り出しているディープ系になります。
そして来年には
・キズナ
・リアルインパクト
・スピルバーグ
この3頭の子供たちがデビューしてきます。
楽しみですね~(≧▽≦)♪
スピード型(Pサンデー)
マイル(芝1600m)以下に実績が多い種牡馬
・アグネスタキオン
・フジキセキ
・ダイワメジャー
・キンシャサノキセキ
・マツリダゴッホ
・ダノンシャンティ
・オレハマッテルゼ
・アドマイヤマックス
・サクラプレジデント
・デュランダル
・スズカフェニックス
中長距離型(Tサンデー)
芝1800m以上の距離に実績が多い種牡馬
・ヴィクトワールピサ
・オルフェーブル
・ステイゴールド
・スペシャルウィーク
・ゼンノロブロイ
・ダンスインザダーク
・ハーツクライ
・マンハッタンカフェ
ダート型(Dサンデー)
ダート戦の勝ち星の数が多い種牡馬
・アッミラーレ
・エイシンサンディ
・エスポワールシチー
・オンファイア
・カネヒキリ
・ゴールドアリュール
・ゴールドヘイロー
・サンライズペガサス
・スズカマンボ
・スマートファルコン
・ディープスカイ
・ネオユニヴァース
・バブルガムフェロー
それ以外(Lサンデー)
ローカルや非根幹距離に強い種牡馬
代表的な種牡馬は、
・ブラックタイド
・ドリームジャーニー
・サムライハート
・ヒルノダムール
4L系統?なにそれ・・・
父・母の父・父方の祖母・母方の祖母の
4本の系統、つまり家系の事です。
競走馬の、身体特徴・身体能力・気性・知能、
「馬場、コース、距離」に対する適性等に
最も影響を与えるのが、この4L系統だと考えられています。
例えば・・・
キタサンブラックの家系図を例に挙げると・・・
赤で囲んだ部分の4頭が4L系統と呼ばれる部分です。
なので、キタサンブラックの4L系統は・・・
①ブラックタイド(SS系)
②サクラバクシンオー(プリンスリーギフト系)
③ウインドハーヘア(リファール系)
④オトメゴコロ(ボールドルーラー系)
という事になります。
コース攻略を考える時に、この4L系統の「血」に
大きな「かたより」を発見できることが有ります。
これを
「ブラッドバイアス」(血統のかたより)
と呼び、血統予想家の亀谷さんのお家芸となっています。
そうです・・・
何を隠そう、僕の血統の知識は、
ほぼ亀谷さんの本やサイトから得たものなのです。
自称「弟子」(≧▽≦)です。
入り口はダビスタでしたが・・・(;・∀・)
ラップってなに?
私の重賞レポートや、レース予想の見解に頻繁に出て来る
「ラップパターン」「ラップ特性」なる言葉・・・
馴染みの無い方には「なんのこっちゃ?」的なモノかも知れません。
ですので、順を追って説明をさせて下さい。
ラップタイム
基本的には、レースの区間タイムの事を指します。
競馬の距離の単位によく使われる「ファロン」とか
「ハロン」という言葉があります。
どちらも同じ意味で、略して書く場合には「F」の一文字で表します。
1F(1ファロン)は200mに該当します。
JRAでは、スタートからゴールまでの
1F毎の区間タイムを計測・記録しています。
これをラップタイムと言います。
ちなみに、余談ですが・・・
スタート直後の1F通過タイムを「テン」という表現を使って、
「テンが速い」とか「テンに置かれる(スタートダッシュがつかない)」
などと言ったりもします。
ラップの流れ
ラップの流れとは、レースの展開を指します。
スタートからの
「前半3Fタイム」
「前半4Fタイム」
「1000m(5F)通過タイム」
ゴールまでの
「後半4Fタイム」
「ラスト3Fタイム」
だいたいこんな感じにレースの区間タイムを計り、
どんなペースでレースが展開したかを判定します。
前半が後半より遅いタイムの場合を「スローペース」
前後半にタイム差がほとんど無い場合を「ミドルペース」
前半が後半よりも速いタイムの場合は「ハイペース」
と言うように分類します。
ラップパターン
これは・・・
「ラップ理論」
と呼ばれる予想方法に不可欠なデータです。
「競走馬には、得意な流れと、苦手な流れが有る」
という理論を取り入れた予想手法です。
ラストの3F~4F位のラップタイムを
1F毎に分割してみて、加速と減速の振り幅を把握し、
予想対象にする馬が、どのような流れのレースで好走し、
また、どのような流れだと凡走するのか?を突き詰めるわけです。
予想家によって、分類の仕方は色々だと思いますが、
僕の場合は、中距離戦では1000m通過からゴールまでの
ラップタイムを対象にしています。
例えば2018年の函館記念の場合
1000m~ゴールまでのラップタイムは
12.4-12.1-11.6-11.6-11.8
という流れでした。
そして、「加速」と「減速」の割合が
どの程度だったかを計算します。
1000mからゴールまでの加速と減速は
0.3加速ー0.5加速ー±ゼロー減速0.2
という流れだったことが分かります。
これを集計すると
加速0.8
減速0.2
差し引き0.6秒の「加速ラップ」というパターンに分類でき、
さらに最大加速が0.5以上あったレースなので「瞬発戦」
というカテゴリーに分類します。
勝ち馬のエアアンセムの過去の好走パターンも
「加速ラップの瞬発戦」です。
ラップパターンを想定し、
そのパターンを得意としている馬をピックアップして、
「洋芝適性の有無・コースの好走血統傾向・馬の力・好調教」
これら全てに当てはまるのは「エアアンセム」しか居なかったのです。
これが「ラップ理論予想」の基本的な考え方です。
エアレーションとシャタリングって何?
エアレーション
あまり聞き慣れない言葉ですが、
芝のガーデニングに際して行われる作業です。
一般の家庭では、機械ではなく
こんなスパイクを履いて歩きまわり、
芝生に穴を開けて、肥料の浸透を良くしたり、
空気を送り込んで、芝の根っこを活性化させたり、
という目的で行います。
その副産物的な効果として、土が柔らかくほぐされる
という訳で、JRAでは「競走馬の安全の為」に
馬場のクッション性を上げる目的でこの作業を取り入れています。
もちろん、職員さん総出でスパイクを履いて
広大な馬場をウロウロと、さまよい歩く訳では有りません。
マシーンでダーっとやっていきます。
シャタリング
こちらも作業目的はエアレーションと同じです。
ただ、こちらは「穴を開ける」のではなく、
芝の根っこ辺りに切り込みを入れていく作業で、
「耕す」に近いイメージで良いのかと思います。
こんな機械でザクザク行きます。
ちなみに・・・
馬場のクッション性の向上には、エアレーションより
シャタリングの方が効果が大きいと言われています。
調教偏差値って何?(゜_゜)
調教を予想の切り口にしている
プロの予想家も沢山居るように、
調教は非常に重要な予想のファクターです。
調教の良し悪しを見分けることが出来れば、
情報会社の高い高い裏情報は必要有りません(≧▽≦)
パドックや返し馬を見る以外としては、
馬の好不調を把握できる唯一の物差しでしょう。
では、どう判断するのか?
調教タイムの数字?
確かにそれも大切です。
ただ、調教タイムは、
その追い切りが行われた日の馬場状態で
大きく変わってきます。
例えば、栗東坂路で4F55秒。
この時計は、一般的には遅いタイムですが、
その日は他の調教馬も、軒並み時計が遅かったり・・・
つまり、その日の馬場コンディションで
時計は大きく変わって来る。という事です。
そこで・・・
調教時計の真の価値を知る為に、
「調教偏差値」という便利なものがあります。
これは・・・
例えば栗東坂路で、ある追い切り日に調教された
全ての馬のタイムの平均値を算出し、
その馬の調教タイムを「偏差値」として表示します。
そうして算出された偏差値を、
調教の良し悪しを知る為の
「物差し」として使用します。
そして、その偏差値を使う目的は、
他の馬と比較するためでは有りません。
その馬の過去の偏差値と比較して、
その馬の今回の調子の上下を知る。
という事を目的にしています。
「調教は、横の比較では無く、縦の比較」
とよく言われるのは、この事なんですね。