今週の重賞展望
今週の重賞は土日合計3鞍。
土曜はG3クイーンカップ。
日曜東京はG3共同通信杯。
日曜京都はG2京都記念。
それぞれの好走血統傾向から
穴馬候補を発掘して参ります。
重賞予想・馬券検討のご参考にぜひ(*_ _)☆
G3クイーンカップ
先日レポートの上位人気馬の血統評価に続き、
本日は穴候補発掘作業を致しまする。
好走血統は・・・
サンデー系(特にディープインパクト産駒)と、
ノーザンダンサー系、ミスプロ系の血統を持つ馬。
ノーザンダンサー系は、クロフネを筆頭に米国型の
ヴァイスリージェント系とストームキャットの血。
サンデー系の血は、ほぼ必須条件
と言ってもよろしいでしょう。
血統から面白そうなのは、
netkeiba.comの予想人気6番人気
「カレンブーケドール」
母はチリのマイルと2400のG1馬。
近親の戦績は今のところございませぬが、
母父はストームキャット系で父ディープと
非常に好相性の東京マイル好走血統。
さらに母母父がミスプロ系で、
「ディープ×ストームキャット×ミスプロ」
この配合は、このレースの好走配合に該当しますな。
ただ、一点残念なのは生産が「ノーザンファーム」
ではなく「社台ファーム」という点。
重賞で好走するディープ産駒は、
ほぼ「ノーザンファーム育成馬」なのですなぁ・・・
これは厳然とした事実で、
このレースで過去に馬券になった
ディープ産駒は全てノーザンファーム育成馬。
生産・育成牧場 着度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 18- 19- 13-109/159 11.3% 23.3% 31.4%
社台ファーム 3- 6- 9- 76/ 94 3.2% 9.6% 19.1%
↑↑↑
これは、過去5年に東京マイルで開催された
全ての重賞に出走したディープ産駒の戦績です。
そして・・・
「カレンブーケドール」
この馬は社台ファームの生産馬。
ノーザンファームと社台ファームに
これ程の差が有るのは、決して偶然では無く、
所有する繁殖牝馬(母馬)の質の違いと、
配合ノウハウ・育成ノウハウに差が有るのです。
なので、胸を張って
穴はこの馬( `ー´)ノ
と推し切れないところですなぁ・・・
ビーチサンバ軸で、相手筆頭の候補は
レッドベルローズの全妹「レッドベルディエス」
こちらは、ディープ×ミスプロ×ストームキャット
という当レースの好走配合該当馬ですな。
もちろん、ノーザンファーム生産でございまする。
そしてノーザンファーム生産のディープ産駒で、
ミスエルテ(父フランケル)の半妹ミディーオーサが
予想人気8番人気・・・
父がディープインパクトに替わる事で、
日本の高速馬場への適性は高くなりそう。
配合は・・・
ディープ×APインディ系×ストームキャット
ミスプロの代わりに、ダートの名血
APインディ系が入っておる。と考えれば
配合パターン的には十分にOKなレベル。
穴馬候補はこの馬でしょう( `ー´)ノ断言!
とか言ってたら出走回避しましたな(´-ω-`)
共同通信杯
俗に言う「ダービー血統」が支配するレース。
今年は水曜想定の段階で「7頭立て」と
非常に淋しいレースとなりましたなぁ・・・
7頭立てという事は、複勝馬券は2着まで。
「3着に来た!」と喜んではなりませぬぞw
さて、まぁこの頭数では
穴もへったくれもないのでございますが・・・
とりあえず、あまり馴染みのない血統馬
フォッサマグナについて触れておきまする。
母父ラヒブはイギリスのマイルG1
クイーンエリザベス勝ち馬。
父ウォーフロントは米国の
短距離ダートG1馬で2着2回。
父の代表産駒ユーエスネイヴィーフラッグも
スプリントG1馬。
母母父ディキシーランドバンドは
母系に入りスピードの持続性を補完する血。
この血が長い直線への適性を引き上げるという
事も考えられますな。
マイラーの母にスプリント系の父。
距離の限界は意外と低いのかもとも思いまするが、
牝系の父系統をくぐる形でフォルリ4×4のクロスを
持っており、フォルリ自身の「距離万能性」を色濃く
受け継いでいれば、距離に限界などない可能性も有りまする。
ちなみに、日本でのフォルリ系の産駒には
皐月賞と菊花賞の2冠馬「セイウンスカイ」
がおりますな。
フォッサマグナのデビュー戦のスピード指数は
破格で、順当に上積みが有れば、ここで通用しても
何の不思議もないレベルでございましょう。
もう1頭、チョットだけ気になるのは
ディープインパクト産駒の「ゲバラ」
母系はエリモ一族で、祖母エリモメロディーは
名繁殖エリモピクシーの半姉ですな。
リディル・クラレント・レッドアリオン
サトノルパンなど重賞ウイナーが多数在籍するファミリー。
芝は1400-1600がベストで、
1800になると複勝率は大きく下がる傾向がありますが、
昇級戦に強い一族で、昇級戦の複勝率は50%を超えまする。
また、前走で上り3Fタイム順位が1位~2位だった馬の
次走の複勝率も50%を超え、勝率も20%と決して低くなく、
単勝オッズが20倍台なら延長ローテで穴をあける傾向が
ございますれば「チョットだけ」狙ってみてもいいかな?と。
G2京都記念
こちらもフルゲート割れの12頭立て。
1番人気が非常に弱いレースながら、
6番人気以上の人気サイドで決着する印象ですな。
かつてのG1ホースが2頭出ているだけで、
勢いのあるG1馬の始動戦という趣はなく、
G3を予想しておるような錯覚にはまりまする。
「弱きをくじき、強きにこびる」
パフォーマプロミスには嬉しいメンバーでしょう。
前走の有馬記念では、他馬のオーラにビビッて
「どうぞどうぞ♪」と先を譲っておりましたが、
今回は「オラオラ!どかんかぁ~い( `ー´)ノ」
くらいの勢いで走るのでしょうな。
ダンビュライトは本来「非根幹距離」に適性が高そうで、
今回辺りは人気も手ごろになりそうでございますなぁ。
近親にエリザベス女王杯(京都2200m)勝ち馬
マリアライトの居る牝系出身で、血統的にこの舞台は
合いそうですな。
気性に大きな問題を抱えるだけに、
本命に推すのはいささかはばかられますが、
netkeiba.comの予想人気が6番人気と、
このレースの穴にふさわしい人気でございますれば、
今回は少々重い印を回すことを考えておりまする。
あとは2200m巧者のノーブルマーズは
馬券から外せぬ存在でございましょう。
近親には1800m巧者もおり、こちらも
非根幹距離適性は高い一族でございます。
今週の重賞展望は以上でございまする。
それでは今週も競馬を楽しみましょう。
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誠にもって有難き幸せm(_ _)m
毎度お手数をお掛け致しますが
本日もどうぞ良しなにお願い致しまする(*_ _)
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(血統理論カテゴリー)
コメント
ミディオーサ回避ですよ
うわ~(;・∀・)ほんまや・・・
スタイルりスティックさん♪
コメントありがとうございまするm(_ _)m