重賞レポート G3シルクロードS 血統診断

G3 シルクロードS

今週開催される重賞は3鞍。

まずは日曜の京都11RシルクロードSから。

過去のレース傾向、特に血統傾向に

大きな特徴があるレースでございますれば、

血統を中心に今年の好走確率の高い馬を探してみましょう。

コースの上位種牡馬

短距離のダート戦のような

テンから流れる競馬になりやすく、

道中の追走スピード能力に長けた

ダート短距離血統で、なおかつ

芝への適性の高い血統が優秀なレース。

京都芝1200mにおける種牡馬成績Top10

(今回の出走登録馬のみ対象)は以下の通りです。

同コース  種牡馬別集計
種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値 単適回値
アドマイヤムーン 8- 3- 5-44/60 13.3% 18.3% 26.7% 87 104 130.9
ダイワメジャー 6- 6- 8-66/86 7.0% 14.0% 23.3% 50 51 55.3
ロードカナロア 5- 4- 2-21/32 15.6% 28.1% 34.4% 139 75 77.6
ショウナンカンプ 5- 1- 2-17/25 20.0% 24.0% 32.0% 485 339 210.8
ヨハネスブルグ 5- 0- 2-21/28 17.9% 17.9% 25.0% 243 85 236.2
ディープインパクト 3- 3- 1-27/34 8.8% 17.6% 20.6% 112 50 65.3
ローエングリン 3- 1- 2- 8/14 21.4% 28.6% 42.9% 309 181 287.0
スウェプトオーヴァーボード 2- 1- 2-17/22 9.1% 13.6% 22.7% 361 141 188.4
ストーミングホーム 2- 0- 3-11/16 12.5% 12.5% 31.3% 227 278 135.0
キングヘイロー 1- 3- 3- 7/14 7.1% 28.6% 50.0% 12 157 37.7

集計期間:2016. 1. 9 ~ 2019. 1.19

ディープインパクトも上位にランクインしておりますが、

上級条件(1000万クラス以上)に絞り込むと消えます。

ご覧の通り、サンデー系が非常に弱く、

むしろダートの短距離に適性の高い種牡馬が

大半を占めております。

シルクロードSもこの傾向が強く出ているレースで、

昨年などは1着から3着まで「アドマイヤムーン産駒」が

独占しておりました。

つまり、このレースは「ダート1200m」を

予想するようなスタンスで向き合う方が、

的中に近づく事が出来るレースと申せましょう。

さらに、近年の傾向として致しましては、

4L系統内にサンデー系の血を持つ馬が好走。

このあたりの傾向を踏まえて、

今年の好走期待馬を絞り込んで参りましょう。

好走血統該当馬

アンヴァル

父ロードカナロアに、母父ヴァイスリージェント

父母父がアメリカダートの名血ストームキャット。

更に母母父にはフォーティーナイナーの血。

この馬は、ダートの短距離戦に出てくれば

めちゃくちゃ走るような血統でございますな。

つまり、芝1200mの重賞で勝ち負けできるのは

京都芝1200m重賞しかないと言ってよろしいでしょう。

前走から中1週という詰まったローテながら、

この馬は中1週で2戦2勝。

斤量(負担重量)も前走から1kg減なら、

例え人気でも買うべき1頭でございましょう。

ストーミーシー

除外対象ですが、出てくれば押さえたい1頭ですな。

セイウンコウセイ

アドマイヤムーン×米国型ボールドルーラー

京都か北海道の洋芝専用馬という血統イメージで、

実績もその通りの実績でございます。

好走出来る場所が限定される血統なので、

適性の無い競馬場ではコロッと負ける為、

勝っても人気になりにくい素敵な馬。

前走は、京都1200mと言ってもダート戦。

最適の舞台に戻る前に、ダートを使われた事で

良い刺激になる可能性も高く、枠順と他の先行タイプ

との並び次第では本命候補の1頭でございます。

ダノンスマッシュ

実績が京都1200mへの高い適性を示しております。

あえて語るまでもない1頭でございますな。

ティーハーフ

父ストーミングホームは、芝・ダート兼用の

スプリンター血統で、このレースの傾向にマッチ。

母父グリーンデザートはイギリスのスプリントG1馬で、

日本での直仔にはメジロダーリンがおりますな。

メジロダーリンは、アイビスサマーダッシュと

函館スプリントSのスプリント重賞2勝馬で、

京都の1200mでも準OP、OP特別で2勝。

このレースは、アイビスサマーダッシュ好走馬2頭が

大穴をあけており、そう言った意味でも面白い1頭。

また、全兄のサンドストームは、

京阪杯で11番人気2着と大穴を開けており、

同年のシルクロードSでも2着に好走しておりました。

脚質的に、常に展開待ちではあるものの、

前が崩れる展開になれば、前走の再現も。

大穴候補の1頭でございます。

トウショウピスト

京都芝1200mの実績はボロボロ・・・

しかし血統からは推し材料満載。

ヨハネスブルグは芝・ダート兼用スプリント種牡馬。

母父サクラバクシンオーも同様の種牡馬で、2016年の

2着馬ローレルベローチェの父でもありまする。

サンデー系が入っていないので、テーマからは

少々外れますが、3連系馬券の3列目候補には

入れておいても面白そうでございますな。

ナインテイルズ

今年8歳ながら衰えの気配が全く無く、

コース上位種牡馬ローエングリン産駒で、

昨年のアイビスサマーダッシュ3着馬。

予想人気7番人気が実現すれば美味しいですなぁ。

ビップライブリー

父ダイワメジャーに母父フォーティーナイナー。

いかにもこのレースに向きそうな配合で、全兄はダート馬。

血統の字面以上に凄いのはファミリー(牝系)。

一族には

・マツリダゴッホ

・ナリタトップロード

・ダノンヨーヨー

と言ったG1級が在籍。

この馬自身も、一昨年の京阪杯2着馬。

その後は、鳴かず飛ばずの低迷状態で、

指数的にも下降線をたどってはおりますが、

ここ2走は復調気配に有りますれば、

警戒はしておきたいところでございますな。

フミノムーン

アドマイヤムーン産駒で、

母父はサンダーガルチ(米国型ミスプロ系)で、

母母父はミスプロ系の代表種牡馬ファピアノ。

一見、コテコテのダート血統で、

これがこのレースに合うのでございましょう。

昨年の3着馬でございますな。

ただ、近走は上り最速には縁遠くなっており、

京都1200mを走っても、これまでのような

「指数の急上昇」もなくなっております。

すでに7歳という事で、

年齢的なものかも知れませぬなぁ。

ラインスピリット

父スウェプトオーヴァーボードは、

芝・ダート兼用種牡馬で、一応はテーマに該当。

8歳を迎えた高齢馬でございますが、

ハンデキャッパーが56.5kgを与えるのは

「衰えが無い」という判断の証と言えましょう。

前が残る展開ならば、有力候補の一角かと。

ラブカンプー

父はコース上位種牡馬のショウナンカンプ。

半兄にキングハート(G3オーシャンS勝ち馬)。

今回も鞍上込みで人気になりそうでございますが、

これは消せない人気馬でございましょう。

リョーノテソーロ

父ジャスティンフィリップは、

アメリカの1200ダートG1ホースで

ヨハネスブルグと同じストームキャット系。

母父スパイツタウンはアメリカの2004年度

最優秀短距離馬で、G1ブリーダーズカップスプリント

を制し、アメリカの2か所の競馬場でコースレコード

を樹立したダート短距離の名馬中の名馬でございますな。

日本での代表産駒は、

プロキオンS勝ちのマテラスカイ。

交流G1全日本2歳優駿勝ち馬で、

G1NHKマイル2着のリエノテソーロ。

父の芝への適性は判断が出来かねますが、

母父の方は適性充分でございましょう。

不気味な1頭でございますなぁ・・・

いつもランキングアップに助太刀を頂き

誠にもって有難き幸せm(_ _)m

毎度お手数をお掛け致しますが

本日もどうぞ良しなにお願い致しまする(*_ _)

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