重賞レポート G3京成杯 ほぼ全頭診断

G3京成杯 各馬の診断

月曜開催の重賞G3京成杯。

戦歴の浅い明け3歳馬たちの適性を、

血統と、ここまでのレースぶりから診断して参りまする。

京成杯の予想・馬券検討のご参考になりましたら

誠にもって光栄の至りにございます(*_ _)

カイザースクルーン

前走は久々で+14㌔が示す通りの緩い馬体。

気持ちも散漫で、後肢が伸びきらない硬い走り。

それでも0秒5差なら、まずまずと言えましょう。

ルーラーシップ産駒なので、スンナリ先行出来れば、

強敵相手でも相手なりに走って粘り込むシーンも

期待出来そうでございますが、この仔はなにせテンが遅い。。。

切れ味でかなうメンバーではないだけに、

そう高い評価は差し上げられませぬなぁ。

3列目の押さえで1票。

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ルーラーシップ 8- 7- 7- 46/ 68 11.8% 22.1% 32.4% 48 96

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ステイゴールド 1- 0- 1- 10/ 12 8.3% 8.3% 16.7% 106 45

 

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 2- 1- 1- 1/ 5 40.0% 60.0% 80.0% 266 434
平地・先行 5- 2- 2-11/20 25.0% 35.0% 45.0% 76 122

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
スローペース 5- 7- 5-15/32 15.6% 37.5% 53.1% 46 155
超スロー 2- 0- 1- 1/ 4 50.0% 50.0% 75.0% 202 117

カテドラル

前走は、直線で一旦先頭に立ったものの、

脚が続かずに馬群に飲み込まれましたな。

直線の長い東京で、前半4F(800m)通過後から、

ラップタイムが11秒台に突入し、そのままゴールまでの

5F(1000m)に及び11秒台が連続するという

ロングスパート戦でございましたれば尚更。

この馬に限らず、先行勢は

総崩れという展開でございました。

ハーツクライ×ロックオブジブラルタルの配合は、

グレイル(京都2歳S1着・セントライト記念3着)

と同じ配合で、グレイルは内回り2000m向きの馬。

カテドラルも同じように

東京より中山が合う可能性も高そうですな。

母父がダンチヒ系なので、

ゴール前の急坂にも対応出来ましょう。

ハーツクライ産駒は距離延長が得意なので、

1800mからの1F延長はプラス材料。

ただ、回りが左右逆転する変化には、

微妙にパフォーマンスを落とす傾向も見られ、

その分だけ若干の割引対象となりますが、

人気落ちするなら面白そうでございますな。

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ハーツクライ 16- 10- 12- 98/136 11.8% 19.1% 27.9% 56 105

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ロックオブG 2- 0- 1- 6/ 9 22.2% 22.2% 33.3% 127 95

 

ハーツクライ産駒の傾向

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1800m 5- 2- 4- 25/ 36 13.9% 19.4% 30.6% 108 180

 

前走場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
右回り 8- 4- 6-40/58 13.8% 20.7% 31.0% 62 171
左回り 3- 4- 5-48/60 5.0% 11.7% 20.0% 32 51

展開 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ミドルペース 3- 2- 2- 16/ 23 13.0% 21.7% 30.4% 83 53
スローペース 9- 7- 9- 43/ 68 13.2% 23.5% 36.8% 58 177
超スロー 4- 1- 1- 4/ 10 40.0% 50.0% 60.0% 185 98

馬主 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
キャロットファーム 2- 2- 1- 5/10 20.0% 40.0% 50.0% 40 86

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ノーザンファーム 5- 4- 2-24/35 14.3% 25.7% 31.4% 66 69

 

カフジジュピター

前走はイレコミで出遅れ。

とはいえ、8頭立ての競馬での事。

さほどロスが大きい出遅れとも思いにくいもので、

最後に切れ負けしてゴボウ抜きにされたのは、

もしかすると母系のダート適性の影響?

おばあちゃんのMissed the Stormは、

アメリカの短距離ダートスペシャリスト。

そしてお爺ちゃん(母父)は、

アメリカダートのG1馬アンブライドルズソングで、

その父アンブライドルドはケンタッキーダービーと

ブリーダーズカップクラシックの優勝馬という

生粋のダート名血の一族・・・

全姉は、芝で鳴かず飛ばずで障害入りして

いきなり勝ち星を挙げ、全兄はダート1勝馬。

芝の重賞でどうにかなるような

バックボーンは一切見当たらず、

前走の敗戦後のミルコ殿のコメントも

具体性に欠ける内容と申しますか、

「この馬はダート向きですよ」

とは言いづらかったのかも知れませぬなぁ・・・

今回はミルコ殿に早々に見切りを付けられた印象で、

拙者も、ダートの下級条件戦に出て来たら狙ってみよう♪

などと無礼な期待感に満ちておる次第でございまする。

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ディープインパクト 23- 19- 17-113/172 13.4% 24.4% 34.3% 67 78

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
Unbridled’s Song 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 14.3% 38 20

シークレットラン

前走はスタートで若干の不利もあって後方からの競馬。

レースは12秒台前半のラップが連続する

比較的タイトな流れでございましたが、

それを外から捲って行って、なお最後の伸び脚。

機動力と持続力、さらに瞬発力も兼ね備えたタイプで、

これは中山巧者のイメージでございますな。

父ダンカークは新種牡馬のために、

まだコース実績が乏しく参考データがございませぬが、

母父キンカメというデータは以下の通りでございます。

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
キングカメハメハ 3- 3- 3- 28/ 37 8.1% 16.2% 24.3% 74 65

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
勝0.1~0.2 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0% 545 170

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
昇級戦 1- 0- 2- 8/11 9.1% 9.1% 27.3% 198 106

この冬の中山芝はキングマンボ系が優秀でもあり、

ここは当然有力候補の1頭と申せましょう。

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ダノンラスター

前走は後方インコースからの競馬で、

直線では再三にわたる進路探しの旅に加え、

追われてから内にささる面も見せておりました。

それでも前が開いた時に見せた切れ味は

相当のもので、上位4頭とはスムースさを欠いた分の差。

と申せましょう。

モレイラ殿は、前走後のコメントで

「距離がもう少しあった方がいい」

と申されておりましたが、その言の通り今回は1F延長。

中山2000m・ディープインパクト産駒

前走平地距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
今回延長 11- 7- 8- 48/ 74 14.9% 24.3% 35.1% 109 104

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

ただ、気になるのは母系。

母はアメリカの1400mダートG1勝ち馬で、

母の父は、ダートの短距離馬ベストウオリアーの父。

母母父はダートの名血ストームキャット系。

こういう、母系に短距離ダート血統を持つタイプは、

ラスト3Fだけの「超瞬発戦向き」の強烈な上り脚を

持つタイプに出る事が多く、中山の内回り2000mが

ピッタリとは思いづらい点でございますなぁ。

スローペースになるようなら、

届くはずの無いような位置から、

直線だけで前をまとめて面倒を見てしまう。

というシーンも有りそうでございますが、

果たして・・・

ディープインパクト  前走脚質別集計

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
平地・後方 6- 5- 4- 26/ 41 14.6% 26.8% 36.6% 108 88

 

ディープインパクト  前走脚質別集計

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
上り3F 2位 3- 3- 5- 9/ 20 15.0% 30.0% 55.0% 34 105

 

ディープインパクト  ペース別集計

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ミドルペース 1- 2- 3- 15/ 21 4.8% 14.3% 28.6% 22 94
スローペース 19- 15- 14- 62/110 17.3% 30.9% 43.6% 95 98

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

ナイママ

前走は、直線に入ってすぐに左右から馬群に包まれ

馬が慌てふためいておったように見えましたが・・・

やはり、芝で通用するのは時計の掛かる洋芝限定。

という事でございましょうか。

ダノンバラード産駒は数が少なくデータが揃いませんが、

ダノンバラード自身は中山2200m巧者でありました。

母父ジャングルポケットと言うのは悪くなく、

コースの好走スパイス的な血統「ロベルト」持ち。

週末の雨予報が当たるようなら、

ちょっと買ってみようかな?

的な存在でございまする。

ヒンドゥタイムズ

新馬戦で0秒6差の圧勝。

時計的には、クラス平均を2秒上回っており、

かなりのスローペースであった事と当日の馬場を

考慮すれば、高く評価出来る時計と言えましょう。

また、一瞬の加速力に優れておるようで、

中山内回りで良い武器となりそうですな。

不安材料は・・・

ファミリー(牝系)がことごとくダート馬。

と言うのが少々気がかりではございますなぁ・・・

ただ、新馬戦で、かつ芝で勝ちあがったのは

この馬だけで、やはり母父ディープインパクトの

影響が強く出ておる「ファミリーの異端児」的な存在

なのかも知れませぬな。

データ的には回収率はそうでもないイメージ。

人気通りに走るという事になりますかな・・・

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ハービンジャー 12- 8- 12-101/133 9.0% 15.0% 24.1% 79 55

 

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
今回昇級戦 21- 23- 21- 198/ 263 8.0% 16.7% 24.7% 37 60

馬主 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
シルクレーシング 9- 5- 4-41/59 15.3% 23.7% 30.5% 122 55

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ノーザンファーム 52- 43- 29-240/364 14.3% 26.1% 34.1% 87 75

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
平地・先行 57- 52- 54- 380/ 543 10.5% 20.1% 30.0% 84 82

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
上り3F 1位 32- 28- 20- 158/ 238 13.4% 25.2% 33.6% 70 66

 

マードレヴォイス

戦績を見るに、「要らんでしょ」

となりまするが・・・

これを見ると・・・(・_・;)え?

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ダイワメジャー 2- 4- 3- 14/ 23 8.7% 26.1% 39.1% 24 110

おーっ(;゚Д゚)

前走平地距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 0- 4- 1- 5/10 0.0% 40.0% 50.0% 0 193

マジか?(;゚Д゚)

前走クラス 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
G1 1- 0- 0- 0/ 1 100.0% 100.0% 100.0% 440 170

と、盛り上げておいて何なのですが・・・

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
負1.0~1.9 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
社台ファーム 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5% 55 21

 

い、要りませぬかな。。。

が、しかし・・・

ひいばあちゃんが名牝ダイナアクトレス。

ファミリーにはスクリーンヒーローがおりますな。

他にもステージチャンプ・プライムステージなど

重賞ウイナーがゾロリ。

その上更に・・・

お母さんは中山で9戦して複勝率100%

ここは宝くじ感覚で、爆穴候補として

3列目に100円だけ押さえますかなぁ。

ラストドラフト

前走新馬戦は、伝説のジャパンカップデー。

世界レコードが飛び出す高速馬場としては

時計は平凡でしたが、狭い所を割って抜け出す

ハートの強さに惹かれる1戦でございました。

ただ、トップギアに入るまでに

距離が欲しいタイプのようにも見受けられ、

中山替わりが果たして吉と出ますかどうか?

ノヴェリスト産駒は、切れが無く

先行粘り込みタイプが主流の種牡馬

という印象でございますが、この馬は

好位からでも上り33秒1という切れ味を

発揮しており、母父ディープインパクトの

影響が強いのやも知れませぬ。

普通は「冬場のノヴェリスト産駒は斬り!」

なのですが、母系の影響が強いのならば話は

変わってまいりますなぁ。

また、お母さんが桜花賞馬マルセリーナという良血馬で、

近親にグランデッツァ(スプリングS勝ち馬)がおり、

軽く扱うのはためらわれる血筋でありますな。

ランフォザローゼス

ひいばあちゃんがダイナカール。

おばあちゃんがエアグルーヴ。

そして父はキングカメハメハで、

母父がディープインパクトという

ダービー馬同士の配合という贅沢な組合せ。

こちらも良血でございますなぁ。

前走は、伏兵シークレットランにしてやられましたが、

直線で狭い所にはいってしまい、なかなか追い出せず、

スムースならばもっと際どい競馬であったでしょう。

気がかりは、前走の4コーナーを回る時のぎこちなさ。

サウスポーの可能性も無きにしもあらず?

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
キングカメハメハ 6- 9- 10- 52/ 77 7.8% 19.5% 32.5% 24 75

前走コース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
中山・芝2000 3- 1- 1- 7/12 25.0% 33.3% 41.7% 65 74

前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
前走2着 0- 1- 2- 3/ 6 0.0% 16.7% 50.0% 0 95

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
平地・先行 3- 4- 5-16/28 10.7% 25.0% 42.9% 39 90

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ノーザンファーム 3- 7- 5-16/31 9.7% 32.3% 48.4% 24 100

調教師 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
(美)藤沢和雄 2- 2- 2- 5/11 18.2% 36.4% 54.5% 29 89

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

リーガルメイン

前走の勝ち時計はほぼ標準。

特別「強いなぁ」という内容ではございませんでしたが、

馬群から抜け出す速さは目を引くものでありました。

また、スローペースながら、ロングスパート戦で

中山へのコース替わりも不安材料は無さそうでございます。

血統的には、

ハービンジャー×ダンスインザダーク

という配合は、コース相性がかなり良く、

データは以下の通りでございます。

種牡馬:ハービンジャー  母父馬別集計

母父馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ダンスインザダーク 2- 3- 1-12/18 11.1% 27.8% 33.3% 40 81

 

ハービンジャー産駒の当コース戦績データ

前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
下級1着 2- 2- 1- 9/ 14 14.3% 28.6% 35.7% 42 47

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
勝0.1~0.2 1- 2- 0- 5/ 8 12.5% 37.5% 37.5% 42 48

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
下級1人気 1- 1- 1- 1/ 4 25.0% 50.0% 75.0% 85 102

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
上り3F 1位 4- 3- 0- 11/ 18 22.2% 38.9% 38.9% 56 58

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2019. 1. 6

以上が京成杯出走予定馬の評価となりまする。

いつもランキングアップに助太刀を頂き

誠にもって有難き幸せm(_ _)m

毎度お手数をお掛け致しますが

本日もどうぞ良しなにお願い致しまする(*_ _)

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