G1阪神ジュベナイルフィリーズ
今週のG1レースは
「阪神ジュベナイルフィリーズ」
2歳牝馬の女王決定戦でございますな。
前哨戦のアルテミスステークスが、
G3に格上げされた2014年以降、
毎年3着以内に「前走アルテミス組」が入線し、
逆に、キャリア1戦の馬の馬券絡みが
見られなくなっておるようでございます。
この辺りに留意しつつ、囚われ過ぎず、
柔軟な思考で予想に取り組んで参る所存。
いまだ出走馬が確定しておりませぬ故、
本日は、コースの概要・レースの好走血統
はたまた、脚質・臨戦過程等の好走傾向等について
つらつらと書き綴って参りますれば、
御用とお急ぎでないお方は、しばしお付き合いを(*_ _)
阪神芝1600m外回りコース概要
向こう正面の、2コーナーを抜けたあたりがスタート地点。
最初の3コーナーまでの直線距離は444mと長く
枠順の有利不利に極端な傾向はござりませぬ。
スタートから250mを緩やかな下り坂。
3コーナー手前から上り坂になり、
3コーナーの入り口から4コーナーの
出口付近まではほぼ平坦。
4コーナーの出口から、
ゴール手前200m地点までは下り坂となり、
そこからは、ママチャリでは立ちこぎしても
絶対に登り切れないような急坂を120m駆け上がり、
ゴール前80mは平坦と相成ります。
勝負所の急坂区間120mを走る間に、
不利を受けてブレーキを掛けると、
約500㌔+騎手の重量での再加速は絶望的で、
もはや挽回は不可能。
内枠に入った差し馬を軸に選ぶ場合は、
「馬群を捌く技術」の有る騎手が乗っていないと、
思いもかけぬ痛い目に合う事も。
最後の直線距離は約470mで、
これは新潟・東京に次いで3番目に長い直線。
それゆえ、直線での決め手比べになる事が多く、
道中で脚を温存し、直線で末脚を発揮できるタイプが有利なコース。
ペースは、古馬の上級条件(1000万クラス以上)では、
ほとんどがスローペースからの瞬発力勝負。
2歳・3歳の若い馬のレースでは、
前半が後半よりも速いミドルペース~ハイペースの
持久力勝負の展開になる傾向が強いのが特徴でございますな。
阪神ジュベナイルフィリーズでも、
同様の傾向が出ておりまする。
過去5年で、前半3Fタイムが、
後半3Fタイムよりも遅いスローペース
になったのは昨年だけ。
他の4年は全て、前半の方が速い「前傾ラップ」で、
レースの上り3F(600m)のタイムが、
軒並み35秒台という「上り時計の掛かるレース」
となっておりました。
先週の阪神芝コースは、
全体的にスタミナの要求値の
高い馬場でございましたな。
今週、どのような傾向が出るのかは未知でございまするが、
昨年は、前週の傾向がそのまま残っておる馬場でござったゆえ、
今年も同様にスタミナ色の濃い馬場になる可能性は十分。
特に、レースの前半のペースが上がるようなら、
なおの事その傾向に拍車が掛るやも知れませぬ。
今年の出走メンバーの血統を見渡しますと・・・
スタミナ色に乏しいスピード型サンデー系、
いわゆる「Pサンデー系」の種牡馬の仔が多数登録しております。
逆に、スタミナ色の濃い、ディープ系やハーツクライ、
ステイゴールドと言った、いわゆる「Tサンデー系」の
種牡馬の仔が5頭しか登録がございません。
これは意外と絞りやすいのやも知れませぬなぁ。
脚質傾向
過去5年の勝ち馬5頭全てに共通するポイント。
それは・・・
①芝1600m以上のレースで
②上り3Fタイム33秒台以下の上りで
③連対した経験がある。
と言うものでございます。
今年の出走登録メンバーで該当するのは
・エイシンゾーン
・クロノジェネシス
・グレイシア
・シェーングランツ
・タニノミッション
・ダノンファンタジー
・トロシュナ
・ビーチサンバ
これにコースによる時計の出やすさ、
出にくさを考慮に入れた補正を加えた場合、
該当馬は・・・
・アフランシール
・クロノジェネシス
・グレイシア
・シェーングランツ
・タニノミッション
・ダノンファンタジー
・ビーチサンバ
・レッドアネモス
このように、
エイシンゾーン・トロシュナの2頭が消え、
代わって、アフランシール・レッドアネモスが
加わることになり申した。
この中で、スタミナに秀でた配合馬は・・・
・アフランシール
・シェーングランツ
・ダノンファンタジー
この3頭。
アフランシールに関しては、
1勝馬なので「抽選対象」となっとりますな。
アタマは人気2頭のどちらか。
と言う堅い決着になりそうではございませぬか。
好走馬の臨戦過程
冒頭で少し触れましたように、
アルテミスステークスのG3昇格後は
好走馬の臨戦過程がガラッと変わり申した。
スローペースとなった昨年は、
前走アルテミス組で馬券になったのは、
勝ち馬ラッキーライラック1頭だけでございましたが、
その他の3年は、毎年「前走アルテミス組」から
2頭が馬券になっておりまする。
この傾向はつまり、ペースが上がった場合には、
直線の長い東京コースの重賞で、速い上りを使い好走出来た
「スタミナや持続力」がモノを言うとは考えられますまいか。
今年は、1400m戦で前付けしていた馬が、
抽選対象の1勝馬を除いても5頭が登録しており、
他にも前走逃げていた馬2頭がエントリー。
コースの傾向と照らし合わせて想像致しますれば、
「スローペースは無い」と言ったイメージでございますな。
ならば、やはり「前走アルテミス組」を中心視するのが
宜しいのやも知れませぬなぁ・・・
明日は、出走馬が確定いたしますので、
各馬の血統評価などを交え、つらつらと
書き綴って参ります。
それでは本日はこれにて(*_ _)御免!
あ・・・
実はここだけのお話でござるが・・・
ブログランキング90位まで後退中💦
助太刀をお頼み申す(*_ _)何卒、なにとぞ~
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