東京芝2400m コース攻略ガイド
コースの概要
日本ダービー、ジャパンカップ、オークスといった
主要なGⅠレースが行われる東京芝2400mは、
「チャンピオンコース」とも言われるコース。
スタートから1コーナーまでの距離はおよそ350m。
向こう正面の中ほどまでは緩やかな下りになっており、
3コーナーに向かって、短いながら勾配のキツイ上り坂。
3コーナーを抜けて下りきると、4コーナーまでは
ほぼ平坦で、直線に向かってすぐに160m程度の
区間の登り坂(高低差は2m)が有り、坂を上り切ってから
ゴールまでは約400mの平坦な直線。
2000mを走る間に2度の坂越えが有り、
なおかつ400mの直線では加速が必要になる
非常にタフなコースレイアウトで、スピードと
スタミナのバランスの良さを高いレベルで要求される
まさに「チャンピオンコース」の名にふさわしい
コース設計がなされていると言えるコースです。
ペースは、レースの性質やメンバー構成によってまちまち。
ダービートライアルの青葉賞では、
叩き台として参戦する馬が多く、トライアルで馬を
極力消耗させないようにという意識が働く事もあり
「ド」が付く程のスローペースが一般的。
また、3歳クラシックのダービー・オークスも
初めての長距離になる馬が多いので、様子を見ながら
「そろ~っと」という意識が強くなりスローが基本。
ジャパンカップでは、メンバー構成次第では
ハイペースになる年もあり、スローペースでも
極めてミドルペースに近い「速めに流れるスロー」
も多発する為、持久力を強く求められる傾向があります。
後で詳しく書きますが、ジャパンカップでは、
持久力を補完する「トニービン系の血」を持つ馬の
複勝率(3着以内率)が35%と高く、さらに複勝回収率は
120%を超えるベタ買い血統になっています。
枠順と脚質の相関期待値
枠順と脚質による複勝率(3着以内率)と複勝回収率(回収額)
内枠に入った差し馬の複勝率・回収率がトップ。
この傾向は、ダービーやジャパンカップでも
生きている傾向で、馬番の6番枠より内に入った馬には
人気薄でも警戒が必要でしょう。
血統傾向
父(種牡馬)傾向(16.11.18~18.11.18)
ルーラーシップ産駒の勝率は尋常ではないレベル。
複勝率も高いものの、回収率が目立たない「人気馬が走る」
と言う傾向が強い血統と考えられます。
ルーラーシップ産駒の上位人気馬にはむやみに逆らわず、
人気薄は飛びつかずに、慎重に取捨を検討した方がいいかも。
キングカメハメハ産駒は無条件でベタ買い対象。
タニノギムレットの産駒は今では少なくなっていますが、
発見したら押さえておきましょう。
ベタ買いOKデータ
近3走内に、中央開催場(東京・中山・京都・阪神)
または、小倉・中京の芝2000m以上の距離で、
上り3F順位1位の実績が有る馬。
複勝率66%! 回収率は算定中です<(_ _)>
近3走で上り3F順位5位以内、
加えて、近3走以内に先行経験(4角5番手より前)
こちらは比較的人気してしまう傾向が有るので、
馬券妙味は薄いですが、紛れの少ない分「安定感」ではこちらが上。