京都芝1600m外 コース攻略ガイド

京都芝1600m外回りコース

京都競馬場

コース概要

G1マイルチャンピオンシップや、

京都金杯、シンザン記念などが行われるコース。

2コーナーのポケットにあるスタート地点から、

3コーナーまでの直線距離が約700mと非常に長く、

スタート直後はまるで新潟の直線競馬のように

横広の状態のまま先行争いに。

ただ、向正面の半ばから3コーナーにかけては

「高低差約4m」の上り坂のため、ハイペースになる事は少なく、

メンバー次第ではスローペースになる事も多いのが特徴。

実際、G1マイルチャンピオンSでも

近5年のうち3度はスローペースで流れており、

2017年は快速逃げ馬マルターズアポジーが引っ張りミドルペース。

2016年はハイペース逃げを得意とするミッキーアイルに、

2番手追走が消耗戦を得意とするネオリアリズムという、

「ハイペース好み」の2頭が引っ張った結果のハイペース。

このように「速い流れで引っ張る馬」が居なければ、

スローペースで流れる事の方が多いコース。

3コーナーから4コーナー入り口にかけては、

ほぼ直線と言っていいような高速コーナーで、

そこを一気に下り、平坦な約400mの直線に向かう、

スピードの持続性が強く問われるコース。

また、スピードに乗ったまま4コーナーに進入する為、

直線入り口では遠心力で馬群は横に広がり、大きくバラけて

最内がポッカリ空くケースも良く見られる光景。

そして、京都の芝コースは移動柵がA~Dコースまで取れるため、

終始インコースの良い状態が続きやすく、インを器用にさばく能力と、

他馬にひるまず馬群を割る根性が重要になるコース。

時計的には、古馬OPクラスの平均走破タイムは

1分33秒ジャストと、新潟や東京よりも速くなる

「日本一の高速マイルコース」

レースの前半3F(600m)と後半3F(600m)の

ラップ(区間)タイムは古馬OPクラス平均で、後半が前半よりも

0.7秒速い「後傾ラップ」で、標準的なペースは

「スローペースに近いミドルペース」という事になります。

血統傾向

今年の秋開催では欧州ミスプロ系の「キングマンボ系」が大活躍。

この勢いを今後も継続するのか?非常に楽しみです。

種牡馬傾向

出走数は少ないものの、タイキシャトル産駒は好成績。

タイキシャトルは、G1マイルチャンピオンSを連覇した馬。

このコースへの適性の高さを、その産駒にもしっかりと

受け継いでいるようです。

また、複勝率・複勝回収率ともに非常に高く、

当コースの「無条件ベタ買い対象」に認定です。

一方、2017年のG1マイルチャンピオンSを勝った

ペルシアンナイトは、ハービンジャー産駒としてこのコースで初勝利。

複勝率の高さとは裏腹に、このコースでは勝ち切れない産駒が多いのが

ハービンジャーの特徴ですね。

小系統傾向(サンデー系の分類はコチラ)

フォーティーナイナー系は、アドマイヤムーン産駒しか出ていません。

4L系統(4L系統についてはコチラ

欧州型ノーザンダンサーの血が非常に重要で、

4L系統に欧州型ノーザンダンサー系の血を持つ馬が

集計対象期間の3着以内馬117頭中89頭(約75%)

と、その重要性を物語っています。

これは「スピードの持続力」に関わる要素で、

欧州型の「粘り強く伸び続ける脚質」を受け継いだ馬が

好走しやすいコース特性だという事でしょう。

また、ノーザンダンサー系のクロス(インブリード)

つまり「同系配合」も非常に重要で、この傾向は

レースのクラスが上がる程顕著になって来ます。

例えば・・・

G1レース「マイルチャンピオンS」の近5年の3着以内馬

全15頭中10頭が、4L系統に複数のノーザンダンサー系を

保持している「クロス保持馬」でした。

また、特に小系統「ニジンスキー系」の血が利くようで、

集計期間中の3着以内馬117頭中26頭が4L系統に

ニジンスキー系の血を持っていました。

母父ニジンスキー系であるか、もしくは4L系統に

ニジンスキー系と、その他のノーザンダンサー系を

クロスで持つ事が、その有効性をさらに高めているように見受けられます。

今年の春以降、少しこれまでと違う傾向として、

4L系統内に、米国型ノーザンダンサー系の

「ストームバード系」「ヴァイスリージェント系」

を保持する馬の好走が目立ってきています。

特に、この秋開催はその傾向が目立ちます。

これは、恐らく今開催の京都芝コースは路盤が緩く、

力を要する馬場である事から、ダート的なパワーが

活かされる事と関係が有りそうですね。

最近のキングマンボ系の急激な台頭も、

その点を考えてみれば、つじつまが合いそうですね。

脚質傾向

外回りコースとは言え、直線が400mならば

すっごい長い!という訳でもなく、下りから加速して

平坦な直線という事で、先行有利と言うのが実情です。

集計期間中の3着以内馬117頭の中で、

近3走以内に先行経験(最初のコーナー通過が5番手以内)

が無かった馬は僅かに13頭(約11%)と大苦戦傾向に有ります。

理想的な脚質は、「先行して上り3Fタイム順位5位以内」

という脚質実績を近3走以内に持っている事です。

また、追込み脚質の場合は、「上り3Fタイム順位2位以内」

と言うのが、馬券に絡むための条件となる傾向が有ります。

頼りになる騎手・儲かる騎手

頼りになって、しかも儲かるのは・・・

騎手名 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
R.ムーア 42.9% 71.4% 85.7% 174.3% 178.6%
M.デムーロ 16.7% 47.6% 54.8% 63.3% 87.6%
C.ルメール 11.1% 33.3% 50.0% 33.3% 86.9%
藤岡 佑介 6.7% 23.3% 40.0% 56.0% 140.0%
川田 将雅 20.8% 27.1% 39.6% 96.9% 134.4%
福永 祐一 13.3% 26.7% 37.8% 63.1% 72.2%
武 豊 13.7% 27.5% 37.3% 61.0% 71.0%
岩田 康誠 3.8% 17.0% 30.2% 18.7% 76.0%
浜中 俊 9.6% 21.2% 28.8% 83.5% 84.0%
川須 栄彦 13.3% 20.0% 26.7% 189.3% 90.7%

ムーア騎手はもはや神の領域。

藤岡祐介騎手と、川田騎手がベタ買いジョッキー認定です。

要注意穴ジョッキーは・・・

騎手名 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
岡田 祥嗣 33.3% 33.3% 50.0% 2125.0% 555.0%
池添 謙一 13.2% 22.6% 24.5% 162.3% 137.0%
松山 弘平 12.5% 19.6% 25.0% 163.0% 76.6%
菱田 裕二 5.9% 11.8% 23.5% 134.1% 122.9%
秋山 真一郎 7.4% 14.8% 22.2% 29.3% 130.4%
太宰 啓介 7.4% 11.1% 18.5% 328.1% 140.0%
松田 大作 23.1% 23.1% 23.1% 425.4% 90.0%

岡田騎手は騎乗数が少ないのであてにはなりません・・・

調教師 ここの名伯楽

調教師 勝率 連対率 複勝率 単回率 複回率
松田 国英 16.7% 25.0% 50.0% 75.0% 107.5%
藤原 英昭 17.2% 27.6% 48.3% 289.0% 145.5%
池江 泰寿 20.7% 41.4% 48.3% 93.4% 87.2%
友道 康夫 18.2% 27.3% 45.5% 67.3% 83.6%
中内田 充 22.2% 44.4% 44.4% 224.4% 112.2%
大久保 龍 16.7% 33.3% 44.4% 102.8% 83.9%
安達 昭夫 7.1% 28.6% 42.9% 26.4% 102.1%
笹田 和秀 16.7% 33.3% 41.7% 36.7% 54.2%
須貝 尚介 25.0% 30.0% 40.0% 278.5% 128.5%
藤岡 健一 4.0% 16.0% 40.0% 91.2% 122.0%
橋口 弘次 16.7% 27.8% 38.9% 211.1% 106.7%
石坂 正 9.1% 22.7% 36.4% 30.9% 73.6%
北出 成人 18.2% 36.4% 36.4% 75.5% 72.7%
清水 久詞 7.1% 21.4% 35.7% 69.6% 108.6%

藤原英厩舎は「無条件ベタ買い厩舎」に認定です。

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