G3武蔵野S コースガイド+レースの傾向

G3武蔵野ステークス

コースの特徴

コースレイアウト

2001年にクロフネが、良馬場にも関わらず

1分33秒3という芝のマイル戦のような時計で圧勝したように、

東京のダート1600mは非常にスピードの出るコース。

スタートは「芝スタート」で、芝部分の長さは

内枠が約150m。外枠だと約180m。

ダートに入るまでの芝走路の距離が外枠の方が30m長い為、

先行争いでは高いスピードで走れる芝部分を長く走れる分、

外枠が有利と言われています。

最初の3コーナーまでは約640mと非常に長く、

ポジション争いでゴチャつく事はあまり無いので、

有利不利が出にくく、比較的能力通りに決着する傾向があります。

最後の直線は約500mと、JRAのダートコースで最長。

その為、米国型血統のスピードの持続力が非常に重要になります。

血統傾向

OPクラスにおいては、

両親が両方とも米国型という配合に良績が集中しており、

欧州型はキングマンボ系などの大系統ミスプロ系に属する

欧州型しか走らないと言ってしまっても過言では有りません。

また、父が米国型以外では「Dサンデー系」が優秀。

OPクラスにおいては、

「大系統ミスプロ系・Dサンデー系・米国型血統」

両親がこの3つの血統のいずれかの組合せである馬全ての

複勝を買い続けると「毎年黒字になる」という集計結果が出ています。

脚質傾向

直線が長いので、近3走以内に上り3Fタイム順位が

メンバー5位以内の上り実績を持つ馬が大半で、

上り脚の無い先行タイプの生き残りは非常に難しいコース。

距離ローテ

前走と同距離か、前走より短くなる距離短縮が中心。

距離が前走より伸びる「延長ローテ」の場合、

前走が「東京・京都の1400m」からの参戦は、

前半3Fタイムが東京ダ1600mの方が速くなる傾向が有り、

前半が厳しくなるのに、ゴールは200mも遠くなるという、

馬にとっては非常に苦しい環境変化になります。

そのため、余程力の有る馬(つまり「抜けて1番人気」とか)

でないと馬券圏内から消える可能性が高まります。

穴を狙うのには、この上なく不向きなローテになりますので、

是非覚えておいてください。

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レースの傾向

近走傾向

近5年で3着以内に入った15頭全てに

「前走で掲示板確保(5着以内)」

という実績が有りました。

勿論、ただのデータなので、今年も必ずそうなる!

という訳では有りませんが、前走大敗からの巻き返しを期待した

極端な穴軸狙いは危険ではなかろうかと考えます。

前走がNAR(地方競馬)開催の重賞だった馬が8頭馬券になっており、

前走がJRAだった7頭を上回る成績となっています。

前走が地方の交流重賞(グレード不問)で、

5着以内に入線していた馬は、軽視禁物と言えそうです。

前走距離

過去5年で3着以内に入線した15頭のうち、

距離短縮ローテだった馬が7頭で約半数を占めています。

後は、同距離4頭・延長4頭。

延長ローテで、前走が東京ダ1400mだったのは3頭。

その3頭全てが「両親ともに米国型血統」という配合でした。

不利なローテをはね返す程「米国型×米国型」という配合は、

このレースでは重要になる血統構成だと言う証だと思います。

枠順傾向

極端な外枠はあまり成績が良くないものの、

近5年の勝ち馬は4頭が2ケタ馬番から出ており、

その4頭は、6番人気・8番人気・2番人気・7番人気

という人気で、決して上位人気馬ではなかったことから、

やはり真中よりも外寄りの枠に、何かしらアドバンテージが有りそう。

脚質傾向

前走がJRAのレースだった馬で馬券になった7頭のうち

5頭は前走の上り3Fタイム順位1位でした。

また後の2頭も上り3位・上り5位という

メンバー上位の上り脚を使っていました。

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