G1 JBCクラシック 回顧と反省
レース前予想(詳細はコチラ)
◎ ⑨ノンコノユメ
○ ④サンライズソア
レース結果
着 |
馬 |
馬名 |
性齢 |
斤量 |
騎手 |
人気 |
単勝 |
タイム |
着差 |
通過順 |
上り |
|
1 |
8 |
ケイティブレ |
牡5 |
57 |
福永祐一 |
3 |
4.2 |
1:56.7 |
|
⑦⑧⑥④ |
37.0 |
|
2 |
14 |
オメガパフュ |
牡3 |
55 |
和田竜二 |
2 |
3.7 |
1:56.8 |
0.1 |
⑨⑨⑩⑧ |
36.7 |
|
3 |
○ |
4 |
サンライズソ |
牡4 |
57 |
Cルメー |
1 |
3.2 |
1:57.0 |
0.3 |
①①②① |
38.4 |
4 |
◎ |
9 |
ノンコノユメ |
セ6 |
57 |
内田博幸 |
5 |
12.2 |
1:57.1 |
0.4 |
⑯⑯⑯⑮ |
36.3 |
5 |
7 |
サウンドトゥ |
セ8 |
57 |
大野拓弥 |
7 |
22.8 |
1:57.2 |
0.5 |
⑮⑭⑫⑪ |
36.8 |
ラップタイム(ハイペース消耗戦) | |||
100m
|
7.1 | 1100m | 11.5 |
300m | 11.2 | 1300m | 11.8 |
500m | 11.9 | 1500m | 12.2 |
700m | 12.9 | 1700m | 12.7 |
900m | 12.2 | 1900m | 13.2 |
レース回顧
好スタートを切ったサンライズソアが行きますが、
外から⑮テーオーエナジー、内から③シュテルングランツが
譲る気配無く競って来る展開。
1コーナーまで3頭が広がったまま。
1コーナーのコーナーワークで、④サンライズソアが1馬身リード。
本命の⑨ノンコノユメは、飛び上がるようなスタートで
最後方にポツンと置かれたポジションになり、僕は顔面蒼白。
勝ち馬のケイティブレイブは中団馬群のど真ん中。
2着馬のオメガパフュームはケイティブレイブをマーク。
レースは向こう正面の半ば過ぎから、テイエムジンソクが
外からサンライズソアの前に出る形で一気にペースアップし、
逃げるサンライズソアには、「上り坂で加速を強いられる」
という最悪の展開を迎えます。
直線に入ると、登り坂で加速を仕掛けたテイエムジンソクは
案の定、すぐさま脚が上がって後退開始。
ちなみに、レース後のフルキチ騎手のコメントによると、
テイエムジンソクは2コーナーを過ぎてすぐにハミを噛んでしまったとか。
直線の残り200mまでは後続を突き放すような脚色だった
サンライズソアも、さすがにその後は失速。
展開向いたケイティブレイブの差し脚に抗う術は無く、
あっさりと交わされると、今度は大外から飛んできた
オメガパフュームにも交わされ、最後方から大外を回って
追込んで来たノンコノユメに抵抗して3着確保が精いっぱい。
ノンコノユメは、上り3Fタイム最速の脚を使ったものの、
最後方からではさすがに届きませんでした。
反省
勝ったケイティブレイブの血統は
「Pサンデー系×欧州型レッドゴッド系」
まずは、これで評価を下げたこと。
京都ダートの重賞で、ましてG1ともなれば、
米国型の血を持たない馬が勝つとは夢にも考えておりませんでした・・・
また、中央開催の重賞では、3歳のレパードS以来
馬券に絡んでいない事で、地方の馬場向きだと「軽視」していました。
2着のオメガパフュームについては、「米国型×Dサンデー」
という血統自体は高く評価していたものの、前走が不良馬場と言う
特殊な馬場での優勝で、相手関係もここで強化される事。
さらに、今の京都ダートの「内枠有利バイアス」に反する外枠。
という事で、消える可能性の高い「危険な人気馬」という
レッテルを貼ってしまった事。
ノンコノユメを軸にした時点で既にアウトだった訳ですが・・・
次走注目馬
サンライズソア
今回一番強い競馬をしたのはサンライズソアでしょう。
鞍上がG1を4連勝中のルメール騎手という事で、
必要以上にマークされていました。
日本人騎手の間では「ストップ!ルメール!!」
が合言葉になっていたそうですし。
あの展開で、3着を確保できた能力の高さは評価できます。
次走で人気を落とす事はあまり期待出来ないでしょうが、
これほど不利な展開が続く事はそうそう無いでしょうし、
次走は勝ち負けに期待出来そうです。
サウンドトゥルー
もともと軽いスピードの出る馬場があまり良くないタイプ。
なので今回は、全くノーマークだったのですが、
上り3Fタイム3位の末脚で、あそこまで追い上げて来ました。
正直、京都のダートでここまでやれるのは驚きでした。
次走は叩き3走目。
最も走るローテーションで迎える中京1800mなら、
昨年の11着とはまた違った結果が出るのかも知れません。
今年はまだ「未勝利」ですが、セン馬は筋肉が柔らかく、
年齢的な衰えが来るのが普通の牡馬よりも遅いので、
8歳でもまだ「終わった扱い」はしない方が良いと思います。
アスカノロマン
最後は見せ場を作ってました。
もう年齢的にはG1では厳しそうですが、
走る気持ちが萎えていないのなら、G3やOP特別なら
まだやれてもふしぎでは無いでしょう。
ノンコノユメ
軽い馬場だと、やはり終いが切れる馬ですね。
次走が力の要る馬場の中京でのチャンピオンズカップだと
ちょっと買いづらいですが、まだ6歳のセン馬ですから、
年明けの「G3根岸S」で目一杯買いたいと思います。