京都ダート1200m
コースの概要
ダートスタートのコースで、
向正面の2コーナー過ぎからのスタート。
3コーナーまでの距離は約410mと長く、
ダートスタートの1200mコースの中では最も長いもの。
スタート後しばらくして上り坂が始まり、
3コーナーの入り口まで上り坂が続くため、
めちゃくちゃなハイペースにはなりにくいコース。
3コーナーから4コーナーにかけて下り坂が続き、
最後の直線はほぼ平坦となっています。
阪神のダートコースよりもコーナー角度はゆるやかで、
4コーナーから平坦な直線でスピードを発揮しやすいのが特徴です。
そのため、上のクラスに上がれば上がるほど「逃げ・先行馬」よりも
「差し・追込み馬」の方が複勝率が高くなる傾向があり、阪神で差しが
届かなかった馬が、京都に来て「差し切る」というパターンを狙うのは
京都ダートコースにおける「馬券の王道」になっています。
ただし、下級条件クラス(新馬・未勝利・500万下)では、
「逃げ・先行馬」の方が圧倒的に成績が良く、「追込み馬」の
信頼性は極端に低いので、クラスに応じて狙い方を変える必要が有ります。
血統傾向
まず、父親の国別で成績を見てみます。
直近に開催された134鞍(レース)の3着以内馬402頭について
調べてみたところ、下の表のような傾向が見られました。
種牡馬国タイプ | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 勝率 | 連対率 | 3着率 | 単回収 | 複回収 |
欧州型 | 10 | 15 | 21 | 328 | 2.7% | 6.7% | 12.3% | 34% | 66% |
日本型 | 33 | 36 | 37 | 496 | 5.5% | 11.5% | 17.6% | 47% | 62% |
米国型 | 92 | 82 | 76 | 789 | 8.9% | 16.7% | 24.1% | 93% | 88% |
そして、3着以内「占有率」は以下の通りです。
種牡馬国タイプ | 1着 | 2着 | 3着 | 占有数 | 占有率 |
米国型 | 92 | 82 | 76 | 250 | 62% |
日本型 | 33 | 36 | 37 | 106 | 26% |
欧州型 | 10 | 15 | 21 | 46 | 11% |
合計 | 135 | 133 | 134 | 402頭 |
3着以内占有率・複勝率(3着以内率)・複勝回収率
全てにおいて「父が米国型」が最も優秀です。
それでは、具体的な血統を調べてみましょう。
シニスターミニスターは
APインディ系で「米国型」に分類されます。
シニスターミニスターを父に持つ場合は、
単複馬券の「ベタ買い(対象馬全部を買う)」でも儲かっています。
また、パイロもAPインディ系です。
ベタ買いは出来ませんが、APインディ系の
コース相性の良さがうかがえる数字です。
次は、小系統について見てみます。
基本的には「ダート血統」が優秀ですが、
Pサンデー系も良く馬券になっています。
特にキンシャサノキセキは好相性です。
欧州型血統で押さえるべきなのは、キングマンボ系のみ。
と言っても言い過ぎではない集計結果です。
そのキングマンボ系でも、特に多いのは、
「ロードカナロア産駒」「キングカメハメハ産駒」です。
ロードカナロアには「午前中のロードカナロア」という異名が有ります。
つまり、午前中に行われる「未勝利戦・500万以下戦」等のいわゆる
「下級条件戦」で、とにかく良く走ります。
枠順・脚質
京都ダ 1200m |
|
逃げ |
先行 |
差し |
追い込み |
|
内枠 1・2枠 |
43.0% |
30.4% |
17.3% |
7.8% |
||
140% |
104% |
66% |
33% |
|||
中枠 3~6枠 |
53.1% |
32.6% |
17.0% |
6.9% |
||
167% |
107% |
65% |
44% |
|||
外枠 7・8枠 |
37.3% |
33.1% |
17.7% |
7.9% |
||
158% |
96% |
70% |
38% |
|||
上段は複勝率(3着以内率)・下段は複勝回収率
開催数の多い「下級条件戦」の傾向が強く出ているので、
上級条件戦の参考にはならない部分もありますのでご了承を(*_ _)
着目して頂きたいのは、逃げ・先行馬の「回収率」が高いこと。
穴をあけるのは「先行タイプ」と言う事になります。
6番人気以下で馬券になる大半の馬には、
近3走以内に「先行経験」が有りました。
距離ローテと枠順
前走よりも距離が短くなる「短縮ローテ」で、
6番人気以下の馬は、一桁馬番の方が外枠よりも好走率が高く、
前走と今回が同じ距離の「同距離ローテ」の伏兵・穴馬は、
2桁馬番から多く3着以内馬が出ています。
枠順と血統
米国型の伏兵・穴馬は内枠でも走りますが、
欧州型は、内枠よりも外枠が狙い目になります。
これは「砂を被る」事への遺伝的な「耐性」の差だと考えられています。
騎手成績
上位騎手
騎手 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
M.デムーロ |
26.8% |
37.5% |
50.0% |
88.9% |
76.4% |
武 豊 |
19.4% |
33.7% |
49.0% |
64.1% |
94.7% |
川田 将雅 |
16.4% |
31.5% |
41.1% |
66.0% |
76.4% |
福永 祐一 |
17.8% |
27.4% |
39.7% |
108.6% |
79.9% |
岩田 康誠 |
12.8% |
21.1% |
36.1% |
54.1% |
79.4% |
C.ルメール |
14.8% |
24.1% |
33.3% |
36.7% |
54.3% |
藤岡 康太 |
9.3% |
22.7% |
32.0% |
99.6% |
118.4% |
松山 弘平 |
10.7% |
22.1% |
29.3% |
104.8% |
75.3% |
幸 英明 |
6.6% |
17.1% |
28.2% |
115.1% |
89.8% |
戸崎 圭太 |
19.0% |
23.8% |
28.6% |
82.4% |
57.6% |
浜中 俊 |
10.5% |
16.2% |
26.7% |
59.0% |
55.8% |
和田 竜二 |
7.8% |
18.3% |
26.1% |
110.4% |
81.8% |
四位 洋文 |
6.8% |
15.3% |
25.4% |
38.8% |
87.6% |
コースの穴ジョッキー
騎手 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
小牧 太 |
7.4% |
18.5% |
23.5% |
239.3% |
172.3% |
坂井 瑠星 |
7.9% |
13.2% |
21.1% |
176.6% |
221.1% |
松若 風馬 |
3.4% |
12.0% |
17.9% |
126.6% |
146.1% |
勝率は決して高くないですが・・・
3人とも「ブランドイメージ」から考えると、
騎乗依頼が来る馬の人気ランクは決して高くなく、
この複勝率でも上出来の部類でしょう。
このコースにおいては、人気薄でも馬券圏内(3着以内)に
持ってこれるだけの腕の有る騎手という認識が必要でしょう。
騎手のベタ買い条件
藤岡康太騎手がお金になるジョッキーです。
元々が、無条件でも「複勝率32%、複回率119%」
と高水準ですが、さらに条件で絞り込みを掛ければ・・・
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実に【複勝回収率224%】に及びます。
その条件とは・・・
条件1.馬番が1番~12番
条件2.馬齢が4歳以下
調教師(厩舎)成績
上位厩舎
調教師 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
中内田 充正 |
16.7% |
27.8% |
47.2% |
66.7% |
86.1% |
石坂 正 |
22.7% |
31.8% |
45.5% |
194.5% |
111.8% |
飯田 雄三 |
8.6% |
19.0% |
39.7% |
63.1% |
187.6% |
西園 正都 |
8.2% |
20.4% |
36.7% |
22.7% |
91.4% |
山内 研二 |
16.7% |
33.3% |
36.1% |
137.2% |
77.2% |
鈴木 孝志 |
16.0% |
32.0% |
36.0% |
81.0% |
57.8% |
今野 貞一 |
10.7% |
25.0% |
35.7% |
53.9% |
71.1% |
西浦 勝一 |
9.1% |
25.0% |
31.8% |
42.5% |
132.3% |
牧田 和弥 |
11.1% |
22.2% |
31.5% |
101.5% |
107.4% |
安田 隆行 |
12.8% |
19.2% |
29.5% |
77.9% |
77.2% |
飯田厩舎が「複勝ベタ買い」で儲かる厩舎です。
石坂厩舎は、単勝馬券と複勝馬券をセットで購入すれば、
単勝の破壊力を追求しながら、複勝で資金の保全を図れそうです。
コースの穴厩舎
調教師 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
奥村 豊 |
11.8% |
14.7% |
29.4% |
160.6% |
110.0% |
池添 兼雄 |
13.3% |
20.0% |
28.3% |
156.3% |
107.7% |
浅見 秀一 |
3.4% |
10.2% |
21.6% |
10.6% |
102.6% |
藤沢 則雄 |
7.7% |
10.3% |
20.5% |
298.8% |
109.7% |
京都ダート1800m
コース概要
スタートはメインスタンド前の直線コース半ばの位置。
スタートしてから最初のコーナー(1コーナー)までの距離は約290m。
これは、JRAのダート1800mコースの中では最も短いものになります。
そのため、スタート後のポジション争いが激しくなる事もありますが、
内枠にテンの速い馬が入ると、すんなりと1コーナーに飛び込み、
そのままコーナリングで更にアドバンテージを稼ぐことも出来るコースです。
3・4コーナーはコーナーの角度が大きくて回りやすく、
下りながら直線に向かう為に非常にスピードの出るコースで、
中山のダート1800mと比べると、平均で3秒程度時計が速くなります。
レース前半がほぼ平坦なため、多少無理をしても前半でいいポジションを
取りにいった方が有利になりやすいものの、3コーナーにかけて登り坂があり、
前半で無理をし過ぎると、直線で後続の餌食になりやすいのも特徴。
最後の直線はほぼ平坦で、コーナーも回りやすいので、
ダート1800メートルとしては後半が速くなりやすい構造で、
意外な程「差しが届く」傾向に有り、阪神で差し切れなかった馬が、
京都開催に替わって「差し切る」というケースも良く見かける光景です。
脚抜きの良い雨馬場のときは、芝のような上がり時計が出るケースも。
先行力だけの逃げ・先行馬は生き残りが難しく、
4コーナーで好位に上がり、そのままゴールまで末脚を持続する
能力が非常に重要となるコースです。
血統傾向
種牡馬の傾向
小系統の傾向(サンデー系の分類はコチラ)
小系統で最も優秀なのは、
クロフネを含むヴァイスリージェント系(ノーザンダンサー系)で、
ベタ買いで儲かる「お金になる系統」です。
また、穴を開ける事が多いのが、
ブラックタイドを含む「Lサンデー系」
後程、詳しく説明しますが、
このコースの「好走馬の近3走傾向」に当てはまっていれば、
絶対に見落としてはいけない系統です。(特にブラックタイドは要注意!)
脚質傾向
枠順と脚質の関係
内枠から中枠の逃げ先行馬が優秀です。
ただし、このデータは開催レース数が多い下級条件戦の結果が
多分に反映されていますので、古馬の上級条件では、
少し異なる傾向が有るものと理解しておいてください。
近走の脚質
中団に待機していた馬の差しが非常に決まりやすいコースです。
それに伴って、近3走で上り3Fタイム順位が
5位以内の実績を複数回持っている馬が非常に良く走ります。
上り最速を経験している追込み馬もバカに出来ないコースです。
また、この傾向は、上級条件になる程強く出て来ます。
騎手・調教師
騎手成績
複勝率TOP10
騎手名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
|
M.デムーロ |
28.4% |
45.0% |
51.4% |
110.6% |
77.8% |
|
C.ルメール |
19.3% |
34.9% |
50.6% |
51.9% |
101.3% |
|
浜中 俊 |
14.5% |
28.3% |
40.9% |
127.9% |
120.8% |
|
武 豊 |
17.1% |
33.3% |
40.7% |
70.6% |
74.6% |
|
川田 将雅 |
15.3% |
28.0% |
39.5% |
64.3% |
65.3% |
|
福永 祐一 |
7.2% |
23.4% |
36.9% |
28.2% |
78.8% |
|
岩田 康誠 |
9.3% |
18.2% |
35.0% |
59.2% |
104.6% |
|
藤岡 佑介 |
13.0% |
18.0% |
31.0% |
443.5% |
126.3% |
|
池添 謙一 |
6.5% |
17.7% |
28.2% |
47.3% |
65.0% |
|
和田 竜二 |
8.0% |
18.7% |
25.9% |
71.0% |
70.4% |
|
穴ジョッキー
騎手名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
|
川島 信二 |
6.0% |
14.3% |
22.6% |
352.6% |
143.8% |
|
秋山 真一郎 |
7.1% |
13.1% |
22.6% |
248.8% |
118.1% |
|
国分 恭介 |
6.0% |
11.2% |
20.9% |
75.2% |
144.0% |
|
小崎 綾也 |
6.8% |
13.6% |
20.5% |
35.5% |
129.9% |
|
荻野 極 |
9.2% |
12.8% |
21.1% |
136.0% |
118.7% |
|
田中 健 |
11.8% |
17.1% |
19.7% |
410.9% |
153.2% |
|
単回率・複回率=全ての騎乗機会に単勝又は複勝を買い続けた場合に、
総投資額に対して回収できる回収総額をパーセンテージに直した数値。
計算式 回収総額÷投資同額=回収率
厩舎(調教師)成績
複勝率TOP11
厩舎名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
|
池江 泰寿 |
21.2% |
36.4% |
42.4% |
89.7% |
75.5% |
|
笹田 和秀 |
15.6% |
26.7% |
42.2% |
97.6% |
122.9% |
|
音無 秀孝 |
11.8% |
25.5% |
41.2% |
56.9% |
128.2% |
|
中内田 充正 |
20.0% |
29.1% |
40.0% |
93.3% |
84.9% |
|
角居 勝彦 |
18.0% |
26.0% |
38.0% |
117.4% |
88.4% |
|
昆 貢 |
18.8% |
31.3% |
37.5% |
73.8% |
70.9% |
|
平田 修 |
10.9% |
25.5% |
36.4% |
31.3% |
114.4% |
|
岡田 稲男 |
12.3% |
19.3% |
35.1% |
67.2% |
123.5% |
|
佐藤 正雄 |
9.5% |
20.6% |
34.9% |
45.4% |
83.5% |
|
松田 国英 |
12.7% |
29.1% |
34.5% |
33.5% |
61.8% |
|
高野 友和 |
16.0% |
24.0% |
34.0% |
123.6% |
66.2% |
|
穴厩舎
厩舎名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
|
宮 徹 |
9.8% |
24.6% |
32.8% |
146.4% |
136.6% |
|
本田 優 |
11.1% |
20.8% |
30.6% |
181.3% |
180.3% |
|
村山 明 |
8.5% |
17.9% |
29.9% |
53.4% |
113.4% |
|
矢作 芳人 |
10.9% |
17.2% |
28.1% |
169.1% |
152.7% |
|
木原 一良 |
19.8% |
23.1% |
26.4% |
750.2% |
171.6% |
|
南井 克巳 |
12.2% |
18.9% |
25.7% |
290.9% |
113.6% |
|
コースの伏兵・穴馬パターン
このコースで穴をあける伏兵・穴馬には、
ある程度の「法則性」があります。
もちろん、当てはまれば必ず馬券になる!
と言うものでは有りませんが、何も知らずに予想するよりは、
確実に馬券収支の成績は上がります。
これは、このブログを愛用して頂いている方への
特別サービス公開です(^^)/
よそで言いふらさないようにお願いします(*_ _)
1.昇級初戦馬
① 前走で勝ち上がり、今回が昇級戦になる馬
② 前走と今回が同距離である。
③ 前走を上り3Fタイム順位2位以内で勝っている。
④ 中9週以内のローテで臨戦。
⑤ 前走で1コーナーを2番手以内で通過した馬は対象外。
以上の5つの条件に適う馬は、かなりの高確率で馬券になります。
昇級初戦ということで、世間は半信半疑の状態になりやすく、
4~6番人気の伏兵が良く走ります。
2.距離ローテ
これは、近2走の距離の変動を見るものです。
2走前の距離と、前走の距離が異なる距離・・・
つまり前走で、延長ローテ又は短縮ローテで出走して、
馬券になっていない馬を探します。
次にその中から、
前走と今回が同距離ローテの馬をピックアップします。
さらに、ピックアップした馬の中から、
近3走以内に「上り3Fタイム順位5位以内」
の実績が有った馬に絞り込みます。
ダメ押しは、父の血統で選びます。
・APインディ系種牡馬産駒
・エンパイアメーカー産駒
・クロフネ産駒
・ゴールドアリュール産駒
・カネヒキリ産駒
・ブラックタイド産駒
・マンハッタンカフェ産駒
以上のどれかに当てはまっていれば、
それはもう勝負馬に認定です。
これは、距離の変動に弱いタイプの馬が、
2度続けて同じ距離を走る事による
「距離慣れ」を狙い撃つ戦法です。
他にもいくつかのパターンが有りますが、
ここでは、上記の二つにしておきましょう。
いずれ機会が有れば、公開します(^^)/
以上、京都ダート1800mコース攻略ガイドでした。
京都ダート1900m
コース概要
スタート地点は1800mのスタート地点から100m下がった所。
1コーナーまでの距離が約380mとやや長めので、
そのため、枠順の有利不利はあまり有りません。
また、スタート後のポジション争いも
1800mよりも緩和される傾向があります。
ただ、1800mと比べると、距離が延びるにもかかわらず、
前半の3F(600m)のラップタイムは、若干速くなります。
このコースで開催される重賞は、G3平安ステークスだけですが、
2013年に1800mから1900mに距離が延長されて以降、
5年間でスローペースで展開したことは1度もありません。
逆にハイペースが2度もあったように、クラスが上がるほど
前半が速くなる傾向が強く出ているコースです。
なので、先行しても、「上り3Fタイム順位5位以内」程度の
近走実績がないような「持久力の乏しい逃げ・先行馬」は、
上級条件では、なかなか生き残れません。
前半で消耗するため、上り3Fタイムは1800mよりも
0.5秒以上遅くなり、消耗戦の要素が濃くなるため、
血統の傾向は1800mとは大きく変わります。
枠順と脚質の傾向
京都ダ 1900m |
|
逃げ |
先行 |
差し |
追い込み |
|
内枠 1・2枠 |
51.5% |
28.0% |
22.9% |
13.3% |
||
113% |
68% |
87% |
98% |
|||
中枠 3~6枠 |
51.7% |
30.2% |
22.3% |
12.9% |
||
216% |
101% |
58% |
51% |
|||
外枠 7・8枠 |
42.9% |
33.9% |
15.7% |
4.6% |
||
179% |
80% |
37% |
11% |
|||
上段の数値は複勝率(3着以内率)
下段は複勝回収率(100%以上で黒字回収)
内枠の差し・追込み脚質の成績がいいのは、ほぼ1枠のお陰です。
最内で脚を溜めていた馬が、直線で弾けるパターンです。
また、再内からすんなりと逃げて、
ロスの無い競馬が出来る逃げ馬も好成績です。
枠順だけの成績(下の表です)を見てみても、
1枠の複勝率。回収率が非常に優秀です。
また、最後に詳しく書きますが・・・
回収率では6枠が最高です。
これはつまり、「穴枠」と言う事ですね。
後程、6枠に入って穴をあける馬の特徴について
公開しますので、最後までお付き合いくださいね(^^)/
枠 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
1 |
8.7% |
22.1% |
29.8% |
60.4% |
119.4% |
2 |
5.4% |
12.5% |
19.6% |
59.3% |
61.0% |
3 |
5.3% |
6.1% |
16.7% |
35.2% |
43.7% |
4 |
7.3% |
17.1% |
25.2% |
59.3% |
62.5% |
5 |
7.4% |
11.8% |
20.6% |
52.0% |
59.5% |
6 |
6.8% |
16.3% |
24.5% |
246.2% |
114.7% |
7 |
9.7% |
18.8% |
25.3% |
121.2% |
69.2% |
8 |
10.4% |
18.4% |
25.2% |
132.7% |
65.3% |
1枠・6枠・7枠・8枠の「枠連ボックス馬券」で儲かるかも(*^。^*)
と言うような回収率の差ですね。
血統傾向
最初に少し触れたように、僅か100mの延長でも
好走血統は1800mコースとは大きく変わります。
種牡馬Top10
開催レース数が、1800mと比べてかなり少ない為、
信憑性と言う部分では少々見劣りますが・・・
「父がマンハッタンカフェ」と言うだけでベタ買い対象に入ります。
また、マンハッタンカフェは、母の父としてもこのコースでは優秀。
「父か母の父がマンハッタンカフェなら買い」としておきます。
小系統Top10(サンデー系の分類はココをクリック)
ディープ系以外のサンデー系とロベルト・ヘイロー・・・
つまりは「ヘイルトゥリーズン系」の血が重要なコースです。
また、キングマンボ系は、父に限らず
両親のどちらかに入っていれば好走確率が高くなります。
大系統の傾向としては、
「サンデー系×ミスプロ系(逆もアリです)」
この配合が好走配合になります。
脚質傾向
1800mよりは先行馬の生き残り確率は少し上がりますが、
やはり「上り3F」の上位実績が重要なポイントになります。
近3走以内に「上り3Fタイム順位5位以内」
と言う実績がない馬で馬券になるのは、大抵が人気サイドです。
また、2走前に上り最速で勝ち上がってきた
「昇級2戦目」になる馬の好走も目立ちます。
なお、この好走条件は、前走距離・レース間隔は不問です。
コース上位ジョッキーと穴ジョッキー
騎手Top10
騎手名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
武 豊 |
8.3% |
45.8% |
54.2% |
19.6% |
118.8% |
C.ルメール |
27.3% |
36.4% |
45.5% |
130.5% |
92.7% |
川田 将雅 |
9.4% |
25.0% |
40.6% |
37.5% |
84.4% |
北村 友一 |
10.0% |
25.0% |
40.0% |
104.0% |
131.0% |
秋山 真一郎 |
13.3% |
26.7% |
40.0% |
153.3% |
122.0% |
浜中 俊 |
5.7% |
25.7% |
37.1% |
62.3% |
158.3% |
M.デムーロ |
20.0% |
32.0% |
36.0% |
146.4% |
79.6% |
松山 弘平 |
13.7% |
23.5% |
35.3% |
98.0% |
80.8% |
福永 祐一 |
23.1% |
26.9% |
34.6% |
205.4% |
88.1% |
岩田 康誠 |
7.0% |
16.3% |
30.2% |
46.3% |
123.3% |
浜中騎手が、このコースの「ベタ買い騎手」です。
秋山騎手も馬の実力以上に人気するタイプの騎手ではないので、
見つけたら押さえておきましょう。いい馬券を獲れるかもです。
穴ジョッキー
高倉 稜 |
17.6% |
17.6% |
17.6% |
1365.3% |
313.5% |
確率は低いですが、爆穴騎手として覚えておきたい騎手です。
上位厩舎と穴厩舎
上位厩舎
厩舎名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
中内田 充正 |
50.0% |
62.5% |
62.5% |
151.3% |
111.3% |
松元 茂樹 |
7.7% |
38.5% |
61.5% |
162.3% |
110.0% |
友道 康夫 |
20.0% |
30.0% |
60.0% |
377.0% |
188.0% |
五十嵐 忠男 |
14.3% |
42.9% |
50.0% |
877.9% |
208.6% |
宮本 博 |
10.0% |
50.0% |
50.0% |
30.0% |
335.0% |
昆 貢 |
20.0% |
40.0% |
50.0% |
106.0% |
86.0% |
中竹 和也 |
27.3% |
27.3% |
45.5% |
138.2% |
118.2% |
岡田 稲男 |
16.7% |
22.2% |
44.4% |
136.7% |
91.1% |
須貝 尚介 |
10.0% |
20.0% |
40.0% |
40.0% |
65.0% |
村山 明 |
21.1% |
26.3% |
36.8% |
165.8% |
137.4% |
飯田 雄三 |
10.5% |
21.1% |
36.8% |
26.8% |
87.4% |
渡辺 薫彦 |
21.4% |
35.7% |
35.7% |
65.0% |
50.0% |
この距離の開催レース数が少ないので、厩舎の実績は
出走機会が10回以上の厩舎を対象にしたデータです。
ほぼ全ての厩舎が、集計対象期間(3年間)の
出走機会が20回未満です。
なので、信憑性については、若干の疑いを持って見て下さい。
穴厩舎
厩舎名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
梅田 智之 |
17.6% |
23.5% |
29.4% |
446.5% |
157.6% |
福島 信晴 |
10.5% |
10.5% |
15.8% |
1238.4% |
296.8% |
梅田厩舎は17回の出走機会での実績です。
福島厩舎は19回の出走機会での実績です。
好走条件
まずは、このコースで開催される唯一の重賞
G3平安ステークスの好走傾向について・・・
・父か母父がキングマンボ系
・大系統「サンデー系×ミスプロ系」
・大型馬「前走場体重500キロ以上」
この3つが重賞での好走傾向になります。
ベタ買い条件
条件1
① ゴールドアリュール産駒
② 前走がローカル・地方だった馬は除外
③ 昇級初戦の馬は除外
以上の条件を満たした場合・・・
複勝率51% 複勝回収率165%
条件2
① キンシャサノキセキ産駒
複勝率53% 複勝回収率182%
条件3
① APインディ系種牡馬産駒
複勝率31% 複勝回収率158%
枠順で絞る伏兵の選び方
条件その1
① 枠番が1枠
② 父が「米国型」
③ 近3走で先行(最初のコーナーを5番手以内で通過)していた馬
又は、近3走で「上り3Fタイム順位1位」の実績が有る馬
条件その2
① 枠番が6枠
② 近3走以内に「上り3Fタイム順位5位以内」の実績
③ 父又は母父がヘイルトゥリーズン系(サンデー系も含みます)
あるいは、両親が共に「米国型」
以上、京都ダート1900mのコース攻略ガイドでした。