京都ダート1900m
目次
コース概要
スタート地点は1800mのスタート地点から100m下がった所。
1コーナーまでの距離が約380mとやや長めので、
そのため、枠順の有利不利はあまり有りません。
また、スタート後のポジション争いも
1800mよりも緩和される傾向があります。
ただ、1800mと比べると、距離が延びるにもかかわらず、
前半の3F(600m)のラップタイムは、若干速くなります。
このコースで開催される重賞は、G3平安ステークスだけですが、
2013年に1800mから1900mに距離が延長されて以降、
5年間でスローペースで展開したことは1度もありません。
逆にハイペースが2度もあったように、クラスが上がるほど
前半が速くなる傾向が強く出ているコースです。
なので、先行しても、「上り3Fタイム順位5位以内」程度の
近走実績がないような「持久力の乏しい逃げ・先行馬」は、
上級条件では、なかなか生き残れません。
前半で消耗するため、上り3Fタイムは1800mよりも
0.5秒以上遅くなり、消耗戦の要素が濃くなるため、
血統の傾向は1800mとは大きく変わります。
枠順と脚質の傾向
京都ダ 1900m |
|
逃げ |
先行 |
差し |
追い込み |
|
内枠 1・2枠 |
51.5% |
28.0% |
22.9% |
13.3% |
||
113% |
68% |
87% |
98% |
|||
中枠 3~6枠 |
51.7% |
30.2% |
22.3% |
12.9% |
||
216% |
101% |
58% |
51% |
|||
外枠 7・8枠 |
42.9% |
33.9% |
15.7% |
4.6% |
||
179% |
80% |
37% |
11% |
|||
上段の数値は複勝率(3着以内率)
下段は複勝回収率(100%以上で黒字回収)
内枠の差し・追込み脚質の成績がいいのは、ほぼ1枠のお陰です。
最内で脚を溜めていた馬が、直線で弾けるパターンです。
また、再内からすんなりと逃げて、
ロスの無い競馬が出来る逃げ馬も好成績です。
枠順だけの成績(下の表です)を見てみても、
1枠の複勝率。回収率が非常に優秀です。
また、最後に詳しく書きますが・・・
回収率では6枠が最高です。
これはつまり、「穴枠」と言う事ですね。
後程、6枠に入って穴をあける馬の特徴について
公開しますので、最後までお付き合いくださいね(^^)/
枠 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
1 |
8.7% |
22.1% |
29.8% |
60.4% |
119.4% |
2 |
5.4% |
12.5% |
19.6% |
59.3% |
61.0% |
3 |
5.3% |
6.1% |
16.7% |
35.2% |
43.7% |
4 |
7.3% |
17.1% |
25.2% |
59.3% |
62.5% |
5 |
7.4% |
11.8% |
20.6% |
52.0% |
59.5% |
6 |
6.8% |
16.3% |
24.5% |
246.2% |
114.7% |
7 |
9.7% |
18.8% |
25.3% |
121.2% |
69.2% |
8 |
10.4% |
18.4% |
25.2% |
132.7% |
65.3% |
1枠・6枠・7枠・8枠の「枠連ボックス馬券」で儲かるかも(*^。^*)
と言うような回収率の差ですね。
血統傾向
最初に少し触れたように、僅か100mの延長でも
好走血統は1800mコースとは大きく変わります。
種牡馬Top10
開催レース数が、1800mと比べてかなり少ない為、
信憑性と言う部分では少々見劣りますが・・・
「父がマンハッタンカフェ」と言うだけでベタ買い対象に入ります。
また、マンハッタンカフェは、母の父としてもこのコースでは優秀。
「父か母の父がマンハッタンカフェなら買い」としておきます。
小系統Top10(サンデー系の分類はココをクリック)
ディープ系以外のサンデー系とロベルト・ヘイロー・・・
つまりは「ヘイルトゥリーズン系」の血が重要なコースです。
また、キングマンボ系は、父に限らず
両親のどちらかに入っていれば好走確率が高くなります。
大系統の傾向としては、
「サンデー系×ミスプロ系(逆もアリです)」
この配合が好走配合になります。
脚質傾向
1800mよりは先行馬の生き残り確率は少し上がりますが、
やはり「上り3F」の上位実績が重要なポイントになります。
近3走以内に「上り3Fタイム順位5位以内」
と言う実績がない馬で馬券になるのは、大抵が人気サイドです。
また、2走前に上り最速で勝ち上がってきた
「昇級2戦目」になる馬の好走も目立ちます。
なお、この好走条件は、前走距離・レース間隔は不問です。
コース上位ジョッキーと穴ジョッキー
騎手Top10
騎手名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
武 豊 |
8.3% |
45.8% |
54.2% |
19.6% |
118.8% |
C.ルメール |
27.3% |
36.4% |
45.5% |
130.5% |
92.7% |
川田 将雅 |
9.4% |
25.0% |
40.6% |
37.5% |
84.4% |
北村 友一 |
10.0% |
25.0% |
40.0% |
104.0% |
131.0% |
秋山 真一郎 |
13.3% |
26.7% |
40.0% |
153.3% |
122.0% |
浜中 俊 |
5.7% |
25.7% |
37.1% |
62.3% |
158.3% |
M.デムーロ |
20.0% |
32.0% |
36.0% |
146.4% |
79.6% |
松山 弘平 |
13.7% |
23.5% |
35.3% |
98.0% |
80.8% |
福永 祐一 |
23.1% |
26.9% |
34.6% |
205.4% |
88.1% |
岩田 康誠 |
7.0% |
16.3% |
30.2% |
46.3% |
123.3% |
浜中騎手が、このコースの「ベタ買い騎手」です。
秋山騎手も馬の実力以上に人気するタイプの騎手ではないので、
見つけたら押さえておきましょう。いい馬券を獲れるかもです。
穴ジョッキー
高倉 稜 |
17.6% |
17.6% |
17.6% |
1365.3% |
313.5% |
確率は低いですが、爆穴騎手として覚えておきたい騎手です。
上位厩舎と穴厩舎
上位厩舎
厩舎名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
中内田 充正 |
50.0% |
62.5% |
62.5% |
151.3% |
111.3% |
松元 茂樹 |
7.7% |
38.5% |
61.5% |
162.3% |
110.0% |
友道 康夫 |
20.0% |
30.0% |
60.0% |
377.0% |
188.0% |
五十嵐 忠男 |
14.3% |
42.9% |
50.0% |
877.9% |
208.6% |
宮本 博 |
10.0% |
50.0% |
50.0% |
30.0% |
335.0% |
昆 貢 |
20.0% |
40.0% |
50.0% |
106.0% |
86.0% |
中竹 和也 |
27.3% |
27.3% |
45.5% |
138.2% |
118.2% |
岡田 稲男 |
16.7% |
22.2% |
44.4% |
136.7% |
91.1% |
須貝 尚介 |
10.0% |
20.0% |
40.0% |
40.0% |
65.0% |
村山 明 |
21.1% |
26.3% |
36.8% |
165.8% |
137.4% |
飯田 雄三 |
10.5% |
21.1% |
36.8% |
26.8% |
87.4% |
渡辺 薫彦 |
21.4% |
35.7% |
35.7% |
65.0% |
50.0% |
この距離の開催レース数が少ないので、厩舎の実績は
出走機会が10回以上の厩舎を対象にしたデータです。
ほぼ全ての厩舎が、集計対象期間(3年間)の
出走機会が20回未満です。
なので、信憑性については、若干の疑いを持って見て下さい。
穴厩舎
厩舎名 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
単回率 |
複回率 |
梅田 智之 |
17.6% |
23.5% |
29.4% |
446.5% |
157.6% |
福島 信晴 |
10.5% |
10.5% |
15.8% |
1238.4% |
296.8% |
梅田厩舎は17回の出走機会での実績です。
福島厩舎は19回の出走機会での実績です。
好走条件
まずは、このコースで開催される唯一の重賞
G3平安ステークスの好走傾向について・・・
・父か母父がキングマンボ系
・大系統「サンデー系×ミスプロ系」
・大型馬「前走場体重500キロ以上」
この3つが重賞での好走傾向になります。
ベタ買い条件
条件1
① ゴールドアリュール産駒
② 前走がローカル・地方だった馬は除外
③ 昇級初戦の馬は除外
以上の条件を満たした場合・・・
複勝率51% 複勝回収率165%
条件2
① キンシャサノキセキ産駒
複勝率53% 複勝回収率182%
条件3
① APインディ系種牡馬産駒
複勝率31% 複勝回収率158%
枠順で絞る伏兵の選び方
条件その1
① 枠番が1枠
② 父が「米国型」
③ 近3走で先行(最初のコーナーを5番手以内で通過)していた馬
又は、近3走で「上り3Fタイム順位1位」の実績が有る馬
条件その2
① 枠番が6枠
② 近3走以内に「上り3Fタイム順位5位以内」の実績
③ 父又は母父がヘイルトゥリーズン系(サンデー系も含みます)
あるいは、両親が共に「米国型」
以上、京都ダート1900mのコース攻略ガイドでした。
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