菊花賞 馬場傾向と好走馬の傾向
菊花賞では、当日の「馬場差」つまり、時計が速いか標準かにより、
好走する馬の血統傾向と、脚質傾向に変化が見られます。
この、馬場差を見る方法は、当日の他の芝のレースの決着時計が、
そのクラスの平均と比較して、どの程度の差があるかを調べます。
ちなみに、クラス平均の時計を調べるには、
「競馬ラボ」のコースデータが分かりやすいでしょう。
と言う事で・・・
細かいデータを収集出来た「過去9年」について調べてみました。
高速馬場
当日の馬場差がクラス平均より2秒前後速い時計が出ている馬場を
「高速馬場」と言う事で定義付けたいと思います。
血統傾向
過去9年で1度しかお目にかかれなかった
3分01秒ジャストというレコード決着。
菊花賞の平均決着タイムが「3分03秒1」
と言う事を考えると、2秒以上速い時計での決着でした。
この年は、母父「米国型」という血統が複勝圏内を独占。
米国型ミスプロ・米国型ノーザンダンサーといった、
ダート向きの血統を持つ馬が台頭する可能性が高くなります。
脚質傾向
前走で上り3Fタイム順位2位以内で、
なおかつ3着以内に入線していた馬。
標準馬場
これは、その日の馬場差が「±1秒以内」程度が目安です。
菊花賞で最も多い走破タイムが、この「標準馬場」でのもので、
3分02秒台後半~3分03秒後半というのが、最もポピュラーな時計。
血統傾向
4L系統に、欧州型ミスプロ系か、
ノーザンテーストの血を持つ馬が
必ず1頭は馬券に絡んできます。
脚質と前走の傾向
前走が2000m以上のG2で、
上り3Fタイム順位3位以内または、
先行して掲示板を確保していた馬。
1頭の例外がいますが、その馬は前走が
古馬混合の1000万クラス(1800m)で、
上り3Fタイム最速で優勝していました。
今年の馬場予測
先週の京都芝コースは良馬場での開催でしたが、
おおむね標準的な時計の決着でした。
さすがに、G1秋華賞だけは、
クラス平均を1秒以上上回る時計が出ましたが、
これはクラス平均のクラスの分け方が「3歳OPクラス」
と言う事も大きく影響しているんでしょう。
JRAの造園課の皆様が、ローラーでも掛けて、
芝丈を短く短くカットでもしていない限りは、
高速馬場になることは無いのではないかと思います。
想定は「標準馬場」で良いのではないでしょうか?(゜_゜)
標準馬場での傾向に該当するのは?
今年の出走メンバーの中で、標準馬場の傾向に
文句無しであてはまるのは1頭だけ。
⑯ステイフーリッシュ
あとは、⑥メイショウテッコンが該当しかけてる感じ。
せっかく母父にキングマンボ系を持っているのに、
これは「米国型キングマンボ系」・・・(*^。^*)
でもまあ、元は一緒や( `ー´)ノ
的な感じで、該当馬に入れておきましょう。
他に「エエ線行ってるのになぁ・・・」というのが、
⑭グロンディオーズ(モレイラ様騎乗)
前走が1000万条件で先行して上り最速勝ち。
距離も2000mなので、これは鞍上込みで普通に怖い1頭。
重賞初挑戦の上り馬で馬券になるのは、こんなタイプだったような・・・
⑦ユーキャンスマイル(菊花賞男 武豊騎手騎乗)
こちらも前走1000万を先行して上り最速勝ち。
距離が2200mだったこと、2走前のG2京都新聞杯では
2着馬に0秒1差の僅差の競馬をしているだけに、
グロンディオーズより怖い存在に映りますね。
穴馬3選にピックアップするなら、
⑦⑭⑯の3頭と言ったところでしょうか。
最終的な判断はEZ-WIN作成後に(*^^)v
以上、G1レポートでした。
あ、もし、そこの御仁・・・
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