先週の重賞回顧と反省+次走注目馬

2018 府中牝馬S

レース前予想

本命はリスグラシューです。

勝ち味に遅いタイプなので、また取りこぼすかもしれませんが、

デムーロ騎手も、騎乗停止のうさをここで晴らしたいとこでしょう。

モレイラ騎手が騎乗停止中の今は大きなチャンスのはず。

対抗はディアドラ

良馬場の東京では、切れ負けの可能性も。

守備範囲の距離で凡走するタイプではないので、

人気でも高く評価するしかないと思います。

単穴はミスパンテール

理由は、昨日のレポートに書いた通り、

非根幹距離の1400m重賞を勝っていること。

そして、血統背景から、

ダイワメジャー産駒の当コース成績は「複勝率32%」

この数字は、ディープ産駒の複勝率と変わりません。

また、連対率も中々高く「28%」。

さらにお母さんが欧州ロベルト系。

加えて、両祖母に「ノーザンテースト」「ニジンスキー」

と、ダイワメジャーに足りない「底力・持続力」を

十分に補完できるだけの血統背景。

ラップ適性も十分で、距離さえ持てばアタマまで。

穴馬はもちろんカワキタエンカ

以下、抑えるなら

ジュールポレール

ソウルスターリング

フロンテアクイーン

レース結果と回顧

レース結果

1着 ④ディアドラ

2着 ⑩リスグラシュー

3着 ②フロンテアクイーン

4着 ⑥ジュールポレール

5着 ①クロコスミア

6着 ⑨カワキタエンカ

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レース回顧

内枠で好スタートを決めた①クロコスミアが一旦先頭に立つも、

外から⑨カワキタエンカが行く気を見せると、すんなりと控えます。

クロコスミアは、やや行きたがる素振りを見せますが、

鞍上の岩田騎手はガッチリ手綱を抑えていましたね。

その直後にソウルスターリング

キョウワゼノビアが並んで好位を形成。

その後ろに、フロンテアクイーン

ジュールポレールが中団前目の5・6番手。

ディアドラリスグラシュー

スタートダッシュがつかず最後方から。

レースは2F目から11秒台が連続する

やや速めのペースでカワキタエンカが大逃げ。

後続に10馬身の差をつけたまま直線に向かいます。

残り1Fで脚が上がり始め、

後続に並ぶ間もなく交わされながらも、

諦めず踏ん張ろうとしますが、結果は6着。

最後方からの競馬になったリスグラシューは、

向こう正面から徐々に進出を開始。

それをマークするように、一旦は最後方になった

ディアドラも、ジワリと進出開始。

3・4コーナー中間では、

中団までポジションを上げるリスグラシュー

それに追うように、ポジションを上げるディアドラ

デム VS ルメ の攻防戦が火蓋を切ります。

先にカワキタ追撃を開始したジュールポレールが2番手に上がりますが、

その外から、フロンテアクイーンリスグラシューが併せ馬で怒涛の追込み。

あっという間に2頭並んでジュールポレールを交わし、

そのままゴールかと思った瞬間、進路を外へ切り替えたディアドラ

大外一気の追込みで、ゴール直前で2頭を交わし優勝。

切れ負けどころか、ものすごい切れ味で、

マークした上り3Fタイムは「32秒3」!!

ハービンジャー産駒がこんなに切れるとは・・・(;・∀・)

恐れ入りました。。。

リスグラシューは早めに動いた分、

ルメール騎手の格好の的にされた印象。

秋華賞でつけられた0秒2差は、

タイム差無しにまで詰まりましたが、

G1未勝利馬とG1ホースの格の差なのか、

ハーツクライ産駒の「勝ち切れない」ところなのか。

非根幹距離への適性の差も大きかったのでしょう。

今回はディアドラの有利な舞台。

次走以降で「根幹距離」で顔を合わすことがあれば、

今度は着順が入れ替わるかもしれません。

反省と次走注目馬

反省
ミスパンテール

まずは、ミスパンテールフロンテアクイーンの引き間違い(>_<)

1800m適性の高いフロンテアクイーンが7番人気。

1800重賞で大凡走をしているミスパンテールが5番人気。

どちらを上に取るかは自明の理。だったはず。

タラればながら・・・

もし、単穴にフロンテアクイーンを推せていれば、

3連単2点買い~4点買いで馬券を組めていたはず(*_ _)

そのミスパンテールは、勝馬から1秒2も離される大差負け。

レース後の昆調教師のコメントは距離には触れていませんでしたが、

それを認めると、自らの「レース選択ミス」を認めることになりますもんね。

9着 ミスパンテール(昆貢調教師レース後談話)

気で走れるタイプ。

気持ちをコントロールしながら

調整しないといけない馬なのですが、

2週前に予定以上に時計を出しすぎてしまった

影響があったと思います。

やはりこれだけのメンバーですと、

調教の歯車が一つ噛み合わないとこうなってしまいますね。

休み明けで凡走したのはこれが初めて。

その後も加減はしましたが、今回は調整を失敗したことに尽きますね。

その昆調教師、レース前はこんなコメントを・・・

勝つことはできなかったが、GⅠの前走で小差だったからね。

まだ体に余裕はあるが、本数は十分にこなせているし、

休み明けを苦にしないタイプ。いい再スタートを切って次につなげたい。 

陣営のレース前コメントって・・・

なんで、いいことしか言わねんだろ?(*_ _)

次走注目馬
カワキタエンカ

穴馬に推したカワキタエンカは、

ちょっとペースが良過ぎましたね。

せめて、前半で12秒台のラップを

2度くらい踏んでいれば、もう少し頑張れたかな?

という印象です。

ただ、このメンバーで、あのペースで行って、

6着なら、次が楽しみですですね。

今回初めて1800mで馬券圏外と言うことで、

次走、もしまた1800mに使われても人気しないなら

これは狙い目になると思います。

江戸の仇は○○で!

ジュールポレール

こちらはきっと次走人気になるでしょうが・・・

休み明けでも走るタイプなので、

直線でのあの止まり方は、やはり距離適性でしょう。

次回、距離短縮で本領のマイル戦なら、

人気でも買目から外せない存在です。

アドマイヤリード

あまり目立ったシーンはなかったのですが・・・

近走で上り3Fタイム順位が上位に入っていなかったこの馬。

今回は「32秒7」の上りを見せ、

上り3Fタイム順位は3着馬以上でメンバー3位。

スランプに入った馬が、

こういう速い上りを再び使い始めると、

変わり身のきっかけになるケースも多々あり、

まして苦手な休み明けでこの末脚が使えたならば、

次走が例えマイルチャンピオンシップでも警戒すべきかと。

レース後の陣営・騎手コメント

1着 ディアドラ(Cルメール騎手)

今日は良馬場で後ろからくるのは難しいので、直線に入ったときは心配しました。

でも彼女はずっとリラックスしていて直線ですごい脚を使ってくれました。

彼女はトップレベルに戻ってきたと思います。

900勝できて嬉しいですし、良いリズムできています。

2着 リスグラシュー(Mデムーロ騎手)

すごく良い競馬ができましたし、最後までよく伸びています。

勝ち馬が強過ぎました。残念です。

2着 リスグラシュー(矢作芳人調教師)

もっと身体は増えていてほしかったですね。

想定では20キロくらいプラスと思っていましたが、

どうしても東京に来ると、体重が落ちてしまいますね。

それでも、馬は少しパワーアップしていますし、

マイルを使ってきたので、1F距離が延びる今回は

折り合いをテーマにしていましたが、問題なくこなしてくれましたね。

しかし、勝ち馬は強いですね。

本番では短期免許をとれれば、モレイラ騎手が乗ってくれる予定ですし、

エリザベス女王杯に向かいたいです。

3着 フロンテアクイーン(蛯名正義騎手)

美浦から函館、函館から札幌と

2回輸送をしていた前走より体が戻って良い雰囲気でした。

以前は少し擦られるとモロい面を見せることもありましたが、

今は競馬が上手になっています。

この馬としては勝ちパターンの競馬ができていますが、

上位2頭は強いですね。

それでもこの時計のなかよく頑張っていますし、偉いですよ。

4着 ジュールポレール(幸英明騎手)

差のない競馬ができていますし、

元々休み明け初戦よりも使って良くなるタイプですからね。

次は更にやれると思います。

5着 クロコスミア(岩田康誠騎手)

1頭行かせて、この馬も自分の形で競馬ができました。

最後も止まらずジリジリと脚を使っています。

6着 カワキタエンカ(池添謙一騎手)

ゆっくり行っていますが、

ハミを外すと外した分だけ取ろうとするので、

抱えながら運ぶ形になります。

少しペースが速かったですけど、

それでもラスト1ハロンまでは踏ん張っていますからね。

このメンバー相手にこれだけやれましたし、

力は見せてくれたと思います。

7着 アドマイヤリード(田辺裕信騎手)

スローペースのヨーイドンが理想でしたが、淡々と流れてしまいました。

それでも脚を溜める位置で運びたかったので急かさずに乗りましたが、

勝ち馬と一緒に上がっていければ良かったんですけどね。

ただ稽古よりもレースの方が良い感じでした。

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