G1秋華賞 レース回顧と反省


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国枝厩舎から、またしても3冠牝馬誕生

2010年のアパパネに次いで、またも国枝厩舎から

今年はアーモンドアイが牝馬♀3冠を達成しました☆彡

パドックでは、二人引きながら落ち着き払った様子で、

イレコミも異常発汗もなく、しっかりと仕上がってました。

レースのペースは想定通りのミドルペースでしたが、

ラップは波形の小さい平坦型の流れで、後方一気組には

決して有利とは言えない流れでした。

レース回顧

ミッキーチャームが好スタート好ダッシュで楽にハナへ。

オスカールビーもスタートは5分でしたが、テンの速度差があり、

押しながら行きますが、全く歯が立たない感じで番手に控えます。

前半1000m通過が59秒6。

さほど速くもなく遅くもない、絶妙なペースで引っ張る川田騎手。

その後は、じわじわと加速ラップを刻み、後続に脚を使わせる

「最上の逃げラップ」を刻んで4コーナーへ進入。

強い逃げ馬に、あの競馬をされては、後方待機組は普通届きません。

アーモンドアイのコース・ペース不問の強さが着差以上に光りました。

ジャパンカップも,出てくればきっと彼女が制する事になるのでしょう。

どうか無事にレースを迎え、無事に戻って来て欲しいですね。

3着に食い込んだカンタービは、

いつもの先行策を捨て中団後方待機策を選んできました。

距離不安もあったでしょうし、前が速くなりそうなメンバー構成

という事もあったのでしょうが、正解だったと思います。

ローズS優勝が決してフロックで無かったこと。

好走レンジが根幹距離の2000mまで広がった事。

自在性が確認出来た事。

陣営にとって非常に収穫の大きな3着だったと思います。

今後のレース選び・レース運びにも幅が出て、更に強くなりそうですね。

4着に敗れたサラキアは、距離が長かったのか、

それとも根幹距離適性が低いのか?

伸びそうで伸びきれないという風情でしたね。

現状は1800mベストと言う事でしょう。

5着に粘ったラテュロスは、血統背景を考えると上出来の結果。

ゴールまでジワジワと伸び続けていたように、ハートも強そう。

ディープ×米国型ノーザンダンサー系と言う配合なら、

東京や、京都・阪神の外回りコースの方が合うのでしょう。

血統的に不利なコースでこれだけやれるなら、

血統が後ろ盾になるコースなら、更に前進があるはず。

2番人気のラッキーライラックは+18㌔の余裕ある仕上がり。

やはり中間に一頓挫あった影響でしょうか、直線で追われると

顎を上げる仕草を見せて、全く伸びず終いでしたね。

血統的にも母父が米国系という事で、このコースに不向きな配合。

万全の仕上がりなら、能力の高さで上位に食い込んで来たのでしょうが、

今回は、何から何まで噛み合わなかったと言うところかも知れません。

◎を打ったパイオニアバイオは12着惨敗でした(*_ _)面目ない・・・

パドックを見ると、腹回りが細く、やる気無さそうなイメージ。

「これはアカンかも・・・」と思い、馬券は買えませんでした。

スタートがやや煽ったような感じで出て、なし崩し的に後方待機。

切れ味が売りのタイプでは無いだけに、

それを見て「オワタ(@_@。。。」

それでも見せ場くらいは・・・

と期待しましたが。

レース後の善臣騎手のコメントは以下の通り・・・

「全然ハミを取りませんでしたし、

 3コーナーでステッキを入れるくらいでした。

 今日は大人しかったですし

 気持ちが乗っていなかったのかもしれません」

関西圏への長距離輸送がかなり堪えたんでしょうか。

3日前に関西へ連れてきていると聞いていたので、

これはイケルはずや(≧◇≦)♪

とか思ってましたが、大勘違いでした(T_T)

その他☆印を打った2頭も、パドックで細く見せてましたね。

特にサトノガーネットは、調教後に馬体が増えていたのに、

当日は-4㌔での出走だったので、ちょっと意外でした。

スタートで少し跳ねるような感じで半歩遅れ、

ダッシュがつかずに最後方から。

皆がゴチャつくだろう内を避けて、外へ外へと行った為、

ポッカリ空いた内からスルスルと上がって来た時は、

「お♪来るのか!?」

と思いましたが、外の方が伸びが良く、結果は10着。

ただ、相対的な見え方で、止まって下がったように見えましたが、

「上り3Fタイム34秒3」は、メンバー4位の上り脚。

前走が500万の平場だったことを考えれば、

一気の相手強化で、しかもG1でのものなら上出来でしょう。

自己条件に戻して、距離短縮で出てくれば、

アッサリ勝ち上がっても良いでしょう。

オールフォーラブの方は、ここではあからさまに家賃が高かった印象。

血統を評価して、母子のロマンにも引っかけての☆印でしたが、

脚質的な事を冷静に見れば、ハナから消し対象。。。(*_ _)

ちょっとイチビリ過ぎました。

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以下、陣営・騎手のレース後のコメントです。

1着 アーモンドアイ(Cルメール騎手)

先生が言った通り、今日の仕上がりは80パーセントくらいだと思います。

休み明けの馬がトップコンディションに届くには時間がかかりますし、

今日の彼女は絶対にトップコンディションではありませんでした。

京都の2000はトリッキーなトラックなので、

好走するにはすごく良いコンディションが必要ですし、

今日も逃げ馬が2着になったように、勝つためには

素晴らしい能力が必要になります。

春シーズンとは大きな変わりはありません。

少し筋肉は増えたかと思いますが、

レースのときは変化を感じませんでした。

これから更に強くなるか?と言われても、もう強いです(笑)。

反応が速くて力強いですし、もっと強くなったら飛べますよ(笑)。

彼女はレベルが高いので、世界のどこでも行けると思います。

来年は凱旋門賞がメインターゲットだったら楽しみです。

僕はまだ何も決まっていませんから(笑)。

今朝まで彼女はプリンセスでしたが、女王に変わりました。

1着 アーモンドアイ(国枝栄調教師)

3冠を達成できてホッとしています。

オークスから秋華賞に直行しましたが、

あれだけ能力がある馬ですし、夏の暑い時期は加減しないと、

ということと、気の良い馬なのでぶっつけでも大丈夫だろう

ということで決めました。

今回の仕上がりは細かいところを考えると、

8分か8分ちょっとという感じだったと思います。

オーナーから良い馬を預けていただいて、期待に応えられて嬉しいです。

以前に3冠を達成したアパパネのときは、

仕上げに苦労するところがありましたし、

私自身初めての経験でしたからね。

今回は2回目ですし、

馬のレベルに差があるかと思っていたので気は楽でした。

やはり私がバタバタしても仕方ありませんし、

みんなが一生懸命やってくれていたので、

緊張していましたがそれを出さないようにしていました。

秋華賞に向けて牧場から帰ってきたときは480キロくらいで、

もう少し絞れるかと思いましたが絞れませんでした。

それでも全てにおいて問題ありませんでしたし、

気持ちもちょうど良く調整できていたので良いと思っていました。

レースではプロのクリストフが乗ってくれるので、全部お任せです。

今日は外で速く行く馬もいましたし、

その後ろで外めにいれば良いと思っていました。

まだ少し余裕がありますし、まだこれから良い夢を

見させてくれるのではないかと思います。

レースが終わってからは息遣いも良かったですけど、

その後は熱中症のような感じでフラフラしていました。

この会見の前に様子を見てみたら、

歩様も大丈夫だったので問題はないだろうと思います。

脚元も問題ないと思いますが、

よくチェックしてゆっくり疲れを癒してから

次の予定を考えたいと思います。

次のステップの選択肢のひとつとして

ジャパンカップもあるかとは思いますが、

あくまでも馬本位で決めていこうと思っています。

2着 ミッキーチャーム(中内田充調教師)

一気に相手が強くなったなかで、よく走っています。

現状の力は出しています。

最後に一杯になった辺りは距離かもしれませんが、

よく頑張ってくれたと思います。

3着 カンタービレ(武豊騎手)

流れも速かったですし、

折り合い重視でモマれないように運びました。

溜めると切れますね。

4着 サラキア(池添謙一騎手)

返し馬では程よい気合い乗りでしたし、

ゲートも今までで1番出ました。

道中は良い感じで途中で苦しくなったときに

内にモタれましたが、直線ではもうひと脚使ってくれました。

まだ良くなっている段階ですし

現状では2000は少し長い感じがしますけど、

それを考えればよく頑張ってくれたと思います。

5着 ラテュロス(秋山真一郎騎手)

今までで1番具合が良かったですし、

何とか厩舎スタッフの期待に応えたかったというだけです。

イメージ通りの競馬ができましたし、よく頑張ってくれました。

6着 ランドネ(戸崎圭太騎手)

前めで競馬を、ということで2着馬の後ろからリズム良く運べました。

4コーナーでは並びかけるところまでいきましたし、

最後まで止まっていませんからね。力を付けています。

7着 プリモシーン(北村宏司騎手)

距離には対応できると思っていましたが、

最初の位置が思ったより後ろになってしまいました。

最後まで伸びていましたし、

もう少し良い位置で運べていれば更にやれたかと思います。

馬の状態は良かったですし、パワーアップしていました。

8着 ゴージャスランチ(横山典弘騎手)

フットワークの感じからも本質的には

京都内回り2000が合うタイプではありませんが、

それでいて流れに乗って走れていることは良い評価ができます。

時間があればもっと良くなってきます。

9着 ラッキーライラック(北村友一騎手)

自分から動ける位置にいましたし3コーナーまでは理想的でしたが、

そこからスピードに乗りたかったときに反応できませんでした。

全体的にレースに集中できていない感じはありました。

このような馬に乗せてもらって結果を出せず申し訳ありませんが、

自分自身この経験を生かしていきたいと思います。

10着 サトノガーネット(浜中俊騎手)

よく頑張っています。

素質を感じますし、体力的にもこれから良くなってくると思います。

11着 トーセンブレス(藤岡佑介騎手)

ジックリ乗って外に出してほしいと指示を受けていましたが、

ペースが遅かったので外を回すと届かないだろうと思って馬群で運びました。

進路があいてからは良い脚を使いましたが、

最後に止まった辺りは距離が影響したかと思います。

12着 パイオニアバイオ(柴田善臣騎手)

全然ハミを取りませんでしたし、

3コーナーでステッキを入れるくらいでした。

今日は大人しかったですし、

気持ちが乗っていなかったのかもしれません。

13着 ダンサール(Mデムーロ騎手)

イレ込んでいましたし、

あまり走らずすぐに止まってしまいました。

大外枠も厳しかったです。

14着 オールフォーラヴ(幸英明騎手)

ラッキーライラックの後ろで折り合いがつきました。

初めて乗ったので何とも言えませんが、思ったより切れませんでした。

もっとやれる力があると思いますが…。

15着 ハーレムライン(大野拓弥騎手)

良い位置で運べましたが、勝負どころで一杯になってしまいました。

これから力を付けていけば良いと思います。

16着 オスカールビー(川須栄彦騎手)

今日はG1ですからね。

この経験を生かして力を付けていけば、と思います。

17着 サヤカチャン(高倉稜騎手)

外枠でしたし、追走で一杯になってしまいました。

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