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G2毎日王冠 2018
引っ越しドタバタも一息ついて、ネット環境も整い、
今日からまた、記事の追加にいそしみたいと思います。
タバコ屋の隠居親父になったので、
時間はタップリありますのぢゃ(*^。^*)
という事で、毎日王冠。
近年は、「前走マイルG1」だった馬が苦戦していましたが、
昨年は一転して「前走安田記念組」が2頭まとめて複圏入線。
思い切りデータブレイクされてしまいました。
はい。外しました・・・(*_ _)
先週のスプリンターズSでもデータブレイク満開で、
箸にも棒にもかからないヘボ予想になりました(-_-;)
緒戦データはデータ。
と、分かっていても、ついハマってしまう落とし穴(>_<)
あまりデータにこだわらず、やはりラップ傾向と脚質傾向を
中心にした分析で好走馬探しに向かい合いたいと思います。
過去の毎日王冠
目次
2013年
ラップタイム
前半3F(600m) 35秒5
中間3F 37秒9
後半3F 33秒3
スローペース 加速ラップ 瞬発戦
逃げ馬不在のメンバー構成で、中間3Fが38秒近くかかる
異常なほどのスローペースになりました。
勝ち馬 エイシンフラッシュ 4番人気
過去に東京コース(2400m・2000m)で
上り最速でG1制覇していた馬。
ダービーでは、同じような中間が非常に遅いスローを
上り最速で追込み優勝。
2着馬 ジャスタウェイ 6番人気
阪神1600m外回りのG3アーリントンカップを上り最速で優勝。
その後も、直線の長い東京・新潟の重賞で上り最速で2着を連発。
3着馬 クラレント 5番人気
最速上がりには縁がないタイプですが、
好位から脚を伸ばすタイプで、同舞台のエプソムカップ優勝。
マイルの東京新聞杯優勝と、東京コースの重賞実績馬。
2014年
ラップタイム
前半3F(600m) 35秒4
中間3F 35秒5
後半3F 34秒3
ややスローペース 複合型瞬発・消耗戦
逃げ馬は不在。
前半は減速が続くラップで流れ、後半に加速ラップに転じる
田辺マジックとも言えるラップでサンレイレーザーが、
11番人気の低評価を覆して2着に粘り込み。
優勝馬 エアソミュール 8番人気
上り時計の掛かるレースに実績の多いタイプで、
小回り・内回りなどの直線の短いコースで上り最速で走るタイプ。
得意なラップで流れたことが、非常にラッキーだった1戦で、
持久威力に優れたトニービンを父系に持つ強みが活きたのかも。
2着馬 サンレイレーザー 11番人気
過去に逃げた経験は無く、好位から競馬したり、
後方から追込んでみたりと、脚質に安定感がない馬。
また、上り最速には縁のないタイプで、中途半端な位置から
中途半端な脚を使って複圏に食い込んで来る「ラップ頼り」な一面も。
前年には、同舞台のエプソムカップで3着。
その前には京都のマイラーズカップで2着など、
決して能力が低いわけでは無く、ただ「華がない」タイプ。
近走でOP特別ながら2戦続けて好走しており、
同舞台重賞3着経験馬に、復調の兆しが有った事に
気付けた人しか買えない馬だった・・・(*_ _)←気付かなかったヤツ
ちなみに、この馬の母は、トニービンと同じ「グレイソヴリン系」
3着馬 スピルバーグ 5番人気
ディープ産駒らしく、上り最速をガンガン出すタイプ。
東京1800mは3戦して【2・0・1・0】の複勝率100%
3着だったのはG3共同通信杯で、相手はゴールドシップとディーププリランテ。
東京2000mも得意で、プリンシパルSを上り最速勝ち。
穴を開けるディープ産駒はこういう
「上り最速経験豊富」なタイプが多いようです。
2015年
ラップタイム
前半3F(600m) 35秒9
中間3F 35秒7
後半3F 34秒0
スローペース 加速ラップ 瞬発型持久戦
全体的には加速ラップながら、ラストの2Fで
減速が続く「持久戦」要素の有る瞬発戦。
逃げ馬エイシンヒカリの前走「エプソムカップ」と
同じようなペース配分になりました。
勝ち馬 エイシンヒカリ 1番人気
1800mの申し子とも呼べる馬。
とにかくスタートが速く、ハイペース耐性も有る
非常に強い逃げ馬でした。
東京の2000m戦(OP特別)で、
1000m通過が58秒2というハイペースで逃げ、
直線では右へ右へと寄って行き、結局は最内から外ラチ沿いまで、
直線を斜めに走って優勝。
という「伝説」にしてあげたいような逃げ馬でした。
生涯で上り最速勝ちを2度経験しており、
2度目は直線の長い阪神1800m(1000万)を、
逃げて上り32秒8という豪脚で、2着馬を3馬身突き放す圧勝。
逃げ馬ながら、ディープインパクトの血を
しっかりと受け継いでいる馬でした。
2着馬 ディサイファ 4番人気
ディープ産駒らしく、上りの速いタイプ。
東京1800mで、上り最速勝ちが2度。
その一つはG3エプソムカップ。
他にも、中京2000mの中日新聞杯を
上り最速で優勝するなど、レースの上り3Fが、
34秒台~35秒台という流れで、豪脚を爆発させるタイプ。
3着馬 イスラボニータ 7番人気
上り最速には無縁で、このレースのあと、
G1マイルチャンピオンSで、生涯初めての上り最速を経験。
先行・好位からの競馬で、上位の上り脚を使えるタイプ。
東京1800mの重賞を2勝しているコース巧者で、
レースのラップパターンの影響を受けずに走れる堅実型。
距離の壁と道悪以外は必ず馬券に絡む「優等生」
としてここに臨んだにもかかわらず7番人気。
2016年
ラップタイム
前半3F(600m) 35秒8
中間3F 36秒3
後半3F 34秒5
スローペース 加速ラップ 平坦戦
1000m通過後は、区間タイム差の小さい、
非常になだらかな波形を形成するラップパターン。
近3走以内に逃げ経験が2度有ったマイネルミラノがハナへ。
マイネルミラノ+丹内騎手らしい、起伏の少ないラップで流れたレース。
勝ち馬 ルージュバック 1番人気
前走、同舞台のエプソムカップを上り最速で優勝。
それを含めて、過去に4度の上り最速勝ちが有り、
コースは全て直線の長い東京・阪神外回り・新潟外回り。
スローペースで豪脚を発揮するタイプ。
2着馬 アンビシャス 3番人気
気性にやや問題の有るタイプで、
スローペースでは掛かってしまい能力を出し切れないタイプ。
程々に流れるミドルペースで真価を発揮出来る馬。
過去に上り最速勝ちが4度有るものの、
直線の短いコースが多く、東京ではプリンシパルSのみ。
ただ、このレースまでの「上り最速率」は5割と高く、
やはりディープ産駒なのだと納得させられる1頭。
3着馬 ヒストリカル 11番人気
この馬もディープ産駒。
「上り2位以上率」は64%と高く、
1800m巧者でもあるタイプ。
阪神1800(外回り)で、
重賞とOP特別を上り最速で勝っており、
スローペースでは届かず、ミドルペース以上の流れで差し切る、
という「展開待ちの追込み馬」タイプ。
2017年
ラップタイム
前半3F(600m) 35秒6
中間3F 36秒5
後半3F 33秒5
スローペース 複合型瞬発・消耗戦
全体的には波形の大きな加速ラップで、
ラスト2Fが大きく減速する消耗ラップを刻んでいます。
近3走以内に、逃げた経験の有る馬が居らず、
1枠1番に入ったルメール騎乗のソウルスターリングが
初めての逃げ戦法を選択するも、他馬のマークが厳しく、
ペースを上げづらい展開だったように思える騎乗ぶり。
案の定、充分に脚を溜める事が出来た後続に
一気に飲み込まれるという結末。
勝ち馬 リアルスティール 3番人気
ディープインパクト×ストームキャットと言う、
東京1800m巧者の多い配合。
上り最速勝ちは、
新馬戦(阪神1800m)の1度だけ。
ただ、
重賞で3度の上り最速2着があり、
そのひとつは「G1天皇賞秋」。
スローペースで真価を発揮し、
ミドルペースでは脚が溜まりにくいタイプ。
2着馬 サトノアラジン 5番人気
この馬も、ディープにストームキャットの配合。
G1安田記念優勝を含め、上り最速勝ちは7度。
東京1800mでも、OP特別を上り最速で優勝。
エプソムカップは、好位4番手から上り3位で
エイシンヒカリと同タイム2着の実績。
1400m・1600mの重賞を勝ち、
久々の1800mへの距離延長が嫌われたのか
あるいは近年のデータで、「前走マイルG1組は苦戦」
というデータの影響なのか、この馬が5番人気とは・・・
3着馬 グレーターロンドン 4番人気
この馬もディープ産駒。
前走の安田記念以前は、4戦連続で上り最速勝ち。
スローペースで、爆発的な脚を使って追込み差し切るタイプ。
東京の1800mに勝鞍は有るものの、
500万クラスのもので、スローペースを追込み、
勝には勝ったけれど「上り3位」・・・
1800mへの距離適性に、やや不安の有るタイプでした。
近5年の傾向と今年の該当馬
今年の出走登録馬と予想人気
毎日王冠 |
|||||
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 予想人気 |
アエロリット | 牝4 | 55 | モレイラ | 菊沢 | 1 |
アクションスター | 牡8 | 56 | 大野 | 和田勇 | 13 |
カツジ | 牡3 | 55 | 松山 | 池添兼 | 9 |
キセキ | 牡4 | 58 | 川田 | 中竹 | 6 |
ケイアイノーテック | 牡3 | 56 | 藤岡佑 | 平田 | 4 |
サウンズオブアース | 牡7 | 56 | 田辺 | 藤岡 | 8 |
サトノアーサー | 牡4 | 56 | 戸崎圭 | 池江 | 2 |
サンマルティン | セ6 | 56 | 池添 | 国枝 | 10 |
スズカデヴィアス | 牡7 | 56 | 三浦 | 橋田 | 11 |
ステファノス | 牡7 | 56 | 福永 | 藤原英 | 7 |
ステルヴィオ | 牡3 | 55 | ルメール | 木村 | 3 |
ダイワキャグニー | 牡4 | 56 | 横山典 | 菊沢 | 5 |
レアリスタ | 牡6 | 56 | 石橋脩 | 堀 | 12 |
脚質傾向と今年の該当馬
① 2度以上の上り最速勝ち経験
・キセキ
・ケイアイノーテック
・サトノアーサー
・サンマルティン
・ステルヴィオ
・レアリスタ
② 重賞で上り最速で2着連対
・アクションスター
・キセキ
・サンマルティン
・ステファノス
③ 先行・好位から、上位の上りで優勝か重賞連対経験
・アエロリット
・カツジ
・サウンズオブアース
・スズカデヴィアス
・ステファノス
・ダイワキャグニー
血統傾向と今年の該当馬
① 父 ディープインパクト 母父 ノーザンダンサー系
・カツジ
・サトノアーサー
・ステファノス
② 父ディープインパクト 母父 ミスプロ系
・ケイアイノーテック
・キセキ(逆パターン)
③ 父又は母父サンデー系+母系にナスルーラ(4L内)
・カツジ
・サウンズオブアース
・サンマルティン
・スズカデヴィアス
東京コース実績 該当馬
1800m実績(OP特別以下は勝利・重賞は3着以内)
・サトノアーサー
・サンマルティン
・ダイワキャグニー
・レアリスタ
1600m実績(OP特別以下は勝利・重賞は3着以内)
・アエロリット
・ケイアイノーテック
・ステファノス
・ステルヴィオ
・ダイワキャグニー
2000m実績(OP特別以下は勝利・重賞は3着以内)
・サンマルティン
・スズカデヴィアス
・ステファノス
・ダイワキャグニー
・レアリスタ
今年の注目馬
血統傾向で、今年のディープ産駒には
少しだけ気になる点があります。
ディープ×ノーザンダンサー系の場合、
これまでの傾向では、「欧州型以外のノーザンダンサー系」
という配合が全てでした。
そう言う意味では、今年は「ステファノス」だけが該当。
またディープ×ミスプロ系の場合、
全てが「欧州型ミスプロ系」でしたが、
今年のディープ×ミスプロ系は「米国型」で、
厳密に言えば「該当馬無し」という事になります。
そこで、「ステファノス」もいいのですが、
僕はキセキに注目しています。
欧州型ミスプロ×ディープインパクト
という配合で、パターンは逆になりますが、
「そんなん混ぜたら一緒やん」的な発想です。
前走G1宝塚記念で上り3位。
内が伸びやすい馬場だったので、
デムーロ騎手が意識的に内を突いたものの・・・
「狭かったです~(*^。^*)」というレース後のコメント。
夏の阪神の稍重馬場が影響したとも考えられる中で、
あのレースが出来たなら、復調の兆しと言う可能性も考えられます。
東京1800mは、デビュー2戦目に走って5着。
ただ、ダイワキャグニーには完敗したものの、
それは前残りの展開・馬場でのこと。
2着馬から6着までが0秒1差という僅差の競馬。
阪神1800m重賞の毎日杯では、アルアインに0秒2差、
1800巧者のサトノアーサーに0秒1差という、これも僅差。
1800mベストと言う馬では無いでしょうが、
「掛かり癖」の出て来た今のこの馬には、
1800m位の流れの方が、能力を出し切れる可能性がありそう。
もう一頭。
コチラは能力的に足りるかどうか微妙ながら、
適性という点では文句のない存在。
2ケタ人気予想「サンマルティン」の激走に期待します。
以上、G2毎日王冠の重賞レポートでした。
大阪通天閣の名物神様「ビリケンさん」
よかったら、足の裏をひと撫でしてってや~(^^)/
何かええ事ありますよ~♪