エプソムカップの分析

 

過去5年の傾向

決着タイム

過去5年全て「良馬場開催」ですが、

走破時計は比較的遅く、コースレコード「1分44秒2」に比較して

1秒以上遅いタイムで決着するのが恒例。

① 近3走で1度も掲示板に載らなかった馬が1頭も居ない。

② 重賞で掲示板くらいの実績は欲しい。

③ 東京のマイル以上の距離で連対経験が有る事が理想。

④ 血統はサンデー系かノーザンダンサー系種牡馬の産駒。

⑤ 脚質面では、上り3Fの速さは余り武器にならない印象。
  むしろ、先行経験の方が武器になるイメージ。
  まぁ、どちらかと言えば・・・
  「中途半端な脚質」の馬が勝ってしまう類のレース。

⑥ 枠順での強い傾向は見られない。

⑦ 4番人気~8番人気が、3着以内馬15頭中8頭と「小波乱傾向」ですが、
  上位人気は堅実に走って来るイメージ。

あと、分析シートに記載はしてませんが、ザクッと見た印象から・・・

有効なインブリード(クロス)
  • ノーザンダンサー
  • ボールドルーラー
  • ヘイルトゥリーズン
  • ネイティヴダンサー

このあたりのクロスを持ってる馬の好走が多かったように思います。

今年は4歳馬が2頭のみ・・・

7歳・8歳の高齢馬が半数を占めて

平均年齢がものすごく上昇(;・∀・)6.2歳・・・

7歳以上が殆ど馬券にならないレースですが、

今年はどうでしょう?

5歳馬にも勢いの有る馬が少ないここは、

必然的に高齢馬に出番が回って来そうな気もしますが(≧▽≦)荒れろ~♪

ま、とにかく各馬のチェックを・・・

ほぼ全頭チェック

ダイワキャグニー 4歳(推定1番人気)

レース傾向の項目④「血統」以外はオールクリア。

レイズアネイティヴとノーザンダンサーのクロスも保持。

逆らえないのか~(-_-;)

少し気になるのは、近5年馬券絡みの無い

キンカメ産駒という事くらいでしょうか。

サトノアーサー 4歳(推定2番人気)

東京コースでの連対経験がないのがツッコミ所。

前走はボウマン騎乗で3着敗退。

基本的に・・・

「外国人ジョッキーで負け→乗り替り」

というのは、人気馬が飛ぶカナリ危険なパターン。

理由は、外国人ジョッキーの「勝つ事」への執念。

後の事は意識せずに、馬の能力を最大限に引き出して、
限界まで走らせようとするのが、チョイ乗り外人のサガ。

特に、短期免許来日の一流騎手と、
Mデムーロ騎手で負けた後の馬は、
言葉を選ばずに放言すれば「出がらし状態」

全ての馬がそうなる訳ではないものの、
やはり世界のトップクラスが乗って、
能力を出し切らせて負けた。

とも言えるので、人気するようなら嫌って妙味。

かなりの確率で「飛ぶ」というのが私の個人的な見解。

ちなみに、前走後のジョッキーコメントは・・・

ボウマン騎手

 最後に伸びきれなかったのは距離が長いのかも。
 道中は周りに馬がいないのに、ハミをかんだりやめたりと
 無駄な動きをしていました。
 そういった回数が減るぶん、マイルの方がいいと思います。

ディープ産駒の4歳馬で、1800m重賞2着2回
という事で人気しそうですが・・・

きさらぎ賞は8頭立てで、
スズカメジャーの競争中止があったので
実質は7頭立ての競馬。

毎日杯も8頭立ての小頭数。
相手は、のちのG1戦線で活躍する馬達でしたが・・・

脚質的にも、上りの速さが売りのタイプ。

多頭数でも、そうペースが上がらない傾向の有るレース。

スローを後方からでどこまで届くのか?

イイトコには来るんでしょうが、軸にはしたくないイメージ。

サーブルオール 5歳(推定3番人気)

今の今まで知らなかった馬(;・∀・)あんた誰?

1000万・準OPを連勝で来た登り馬ですね。

良く出遅れる先行馬?

前々で競馬したり、捲って早めの競馬をしたり、
わりと器用なタイプなんでしょうか?

ルメール騎手が、手放さずに乗っているというのは、
それだけの素質を見込まれているんでしょう。

OP実績がないので、評価のしようが無いのですが・・・

過去最高指数は7歳・8歳の高齢メンバーを除けば3位。

能力的には通用するだけのものは有ると見ておくのが無難でしょうね。

血統面も「ダンチヒ系×SS系」というのは、このレースの好走配合。

近親には

  • ダービー馬 ロジユニヴァース
  • デイリー杯 ジューヌエコール
  • ラジオNIKKEI 2着 ノットアローン
  • エルムS ランフォルセ
  • 秋華賞馬 ディアドラ

などが居る、活力十分な牝系にハービンジャー。

ディアドラとはかなり近い血筋
という事になるんですかね?(;・∀・)←あんまり解ってない・・・

まあ、昇級戦でも警戒は必要だと思います。

グリュイエール  6歳(推定4番人気)

こちらも昇級戦。

前走は2年のブランクを乗り越えて快勝。

ひと通りの項目をクリア出来ていますし、
先行経験・上り3位以内を両立させている点も好感が持てます。

ディープ産駒の6歳でも、キャリアは浅いのでまだ走るでしょう。

問題は、2年のブランク明けで好走した反動でしょうが、

レース間隔も十分ゆとりの有るローテですし、まずは大丈夫でしょう。

前走では、道中は掛かり気味で、口を割るシーンも見せていましたが、

最後はステッキも気合を付ける程度で、楽に押し切ったように見えました。

時計も、クラス平均は1秒2上回っていましたが、特に「高速決着」という訳でもなく、

大きな反動の原因になる程の疲労は、恐らく無いでしょう。

「昇級戦で勢いの有るディープは買い」

の格言もあるようなので、積極的に狙ってみたい1頭です。

1枠に入るようなら軸もアリでしょう。

スマートオーディン 5歳(推定5番人気)

さて困った・・・

実績だけなら最上位でしょうね~

血統もコース相性抜群のダノンシャンティ産駒ですし。

2年のブランクをグリュイエールのように乗り越えるか?

フォトパドックを見る限り、太目感はないんですが、

光線の加減も有るんでしょうけど、毛ヅヤがいまひとつのようにも・・・

最終追い切りの内容と、当日の気配を見て

印の軽重を考えたいですね。

馬券から外すことは、まずないと思います。

エアアンセム 7歳 (推定6番人気)

近走成績もよく、東京での連対経験もアリ、

G2で掲示板の実績も有るし、脚質的にも中途半端で好ましい。

ただ、準OPを勝ち上がるのに「全18戦」と
非常に勝ち味に遅いタイプ。

そして既に7歳・・・

よく頑張って3着くらいのイメージ・・・

また血統が、10年遡っても馬券絡みの無い、

「父ロベルト系」というのが、ピンとこない点ですね。。。

ここは静観したいところだと思っています。

ハクサンルドルフ 5歳(推定7番人気)

近走で掲示板が1度だけ。

重賞に実績が無く、近走は追込み一辺倒。

速い上りは使えているものの、
これは馬が走りたがっていない状態ではないかと。

ムチが嫌で渋々頑張ってる。

でも走りたくないので毎回出遅れる。

余程の刺激が無いと、ちょっと変わってこないんじゃないかな・・・

というのが正直なところです。

ぐちゃぐちゃの不良馬場とかになったら怖いですけどね(;・∀・)

ブラックスピネル 5歳 (推定8番人気)

近走の負け方がひどいですね・・・

安田記念でぼろ負けしたのが尾を引いてる?(;・∀・)

東京での重賞勝ちが有るので、バッサリ切るのも惜しい人気・・・

ただ、ロベルト系のタニノギムレット産駒

という事を考えると、変わるのはココじゃないような気がする・・・

マイネルフロスト 7歳 (推定9番人気)

9ケ月の休み明けと、7歳という年齢を除けば

実績はメンバー上位なので、軽視するのは怖いですね。

東京実績も「ダービー3着」という輝かしいものですし、

新馬勝ちも東京でした。

休み明けの新潟大賞典で2着した実績も有り、

血統面では「ノーザンダンサー」「ヘイルトゥリーズン」両方のクロス。

さらに、このレースと相性のいい「ダンチヒ」の血もクロスで持っています。

今年は、正直あまり荒れそうな気がしませんが、
一発あるならこの馬かな・・・という気もしています。

最終追い切りと当日のパドック次第では、
少し重い目の印も考えています。

アデイインザライフ 7歳 (推定10番人気)

ここ2走の凡走で「終わった馬」として扱われてる感じですかね。。。

3走前に重賞を勝って、1年半の休養・・・

休み明けの2前走は、2番人気で0.3秒差7着。

着順はともかく、着差を考えれば好走と言える内容で頑張ってます。

前走は、8番人気で0.9秒差10着。

軸にして飛ばれましたけど・・・

あのマイナス10㌔は絞れたのではなくて「反動が出た」だけ?

中山の仇を江戸で!

あのときの外れ馬券代を、ここで返してくれ~

ともあれ叩き3走目の今回。

終わったのか、まだやれるのか。

答えが出そうですね。

分析シートから導いたデータ的には「あり」判定です。

指数的にはギリ足りないんですが(;・∀・)

ちょっとズブさが出て来て、ポジションが取れなくなっているようですが、

前走のダービー卿は「1000m通過57秒台」という速い流れ。

今年はマイネルミラノが逃げられそうなメンバーで、

恐らく1000m通過は1分フラットではないかと。

そうなればこの馬でも、

もう少しポジションを上げていけるんじゃないでしょうか。

また、調教でのラップも前半に飛ばしているようで、
位置取りを前に持っていく為の調教のようにも思えます。

この馬は、連続好走と凡走を繰り返す「カスタネットホース」。

美浦坂路の1番時計も出している事ですし、

変わって来るとしたらココでしょう。

高齢でも押さえておきたいと思います。

トーセンマタコイヤ 7歳 (推定11番人気)

3歳時には、後の有馬記念馬ゴールドアクターに勝って、

クラシック戦線に名乗りを上げたものの、骨折のため

クラシックシーズンを棒に振った可哀そうな馬。

その後も1年半の休養を挟むなどしてなかなか順調に使えず、

通算2年以上を棒に振っています。

なので、キャリアは7歳でも17戦と少なく、

当然、年齢よりも馬は若いので、高齢馬扱いはナンセンスでしょう。

前走は重賞で掲示板を確保しており、

東京コースにも勝ち鞍が有ります。

近2走は共に重賞で0.3秒差と僅差負け。

先行力も有り、たまには速い上りも使えるタイプ。

まあ、言い方悪いですけど「中途半端な脚質」(´艸`*)♪

ですが、そういう馬が勝ってしまうのがエプソムカップ。

ようやく間隔を詰めて使えるようになったここは、
当然ながら有力候補の1頭です。

年齢だけでここまで人気が無いのなら、
むしろ積極的に狙いたくなりますね。

もちろん、指数的にも足りています。(*^^)v

ベルキャニオン 7歳 (推定12番人気)

当初はこれが軸かなぁ・・・

とか考えてましたけど(´艸`*)

分析的にはアリですが、指数が若干心もとないので、

軸は他を当たりたいと思います。

この馬も長期休養を挟んでおり、

4歳時代をまるまる棒に振った馬で、

キャリアはいまだ17戦。

どうも今年の高齢馬は、このタイプが多いですね。

前走のマイラーズCはレコード決着について行けず0.9差の5着でした。

敗因を一言で言えば「相手が強すぎただけ」。

ガリバルディに差されはしましたが、

あの内容ならG3のひとつや二つは
獲れても不思議じゃないですよね。

2ケ月半の休養明けとしたら、十分すぎる結果でしょう。

また、同舞台の「G2共同通信杯」で、イスラボニータの2着。

そして先着を果たした相手がサトノアラジン

この実績は何かを予感させる気がします。

マイネルミラノ 8歳 (推定13番人気)

一昨年の3着馬(柴田大知騎手)。

昨年は丹内騎手騎乗で8着(>_<)

そして今年も丹内騎手。

指数は上位で、実績も十分。

でも丹内騎手・・・

丹内騎手は、何故かこの馬で逃げずに番手で控える競馬が多いですね。

行き切れば強い馬なので、いつも「勿体ない」と思って見ています。

でも、さすがに今年は逃げるんじゃないでしょうか?

柴田大知騎手なら買いたかったんですけど、

今回は唯一58㌔を背負わされる事でも有りますし・・・

休み明けが良いタイプでも無く・・・

同型は不在ですが、ちょっと手控えたいかなぁ・・・

指数は上位なんですけどね~・・・

その他の馬については・・・

割愛という事で(*_ _)

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