小倉 芝1200m(夏開催)コース攻略ガイド


表は、枠順と脚質による複勝率(3着以内率)と複勝回収率(回収額)

コースの概要

スタート地点から4コーナーまでずっと下りという事で

非常に前半のペースが上がりやすいコースです。

それでも、芝が傷んでいない開催前半は先行馬が有利。

開催後半は、前半のペースが速くなれば、後方待機馬が

馬券圏内独占というケースも珍しくありません。

このコースは、冬場は「野芝と洋芝の混生」で開催されますが、

夏の開催では、新潟と同じく「野芝オンリー」で開催されます。

なので、冬の小倉実績は夏の小倉とは別物と考えておく方が無難です。

G3北九州記念で、前走が新潟の「アイビスSD組」が強いのも、

その辺りが関係しているのかも知れませんね。

血統傾向(ベタ買いデータ有り)

今年の夏開催20鞍の3着以内馬60頭について

血統傾向を調べてみました。

父(種牡馬)

サンデー系  27頭/60頭(45%)

ミスプロ系  14頭/60頭(23%)

ノーザンD系 11頭/60頭(18%)

ナスルーラ系  4頭/60頭(7%)

ロベルト系   3頭/60頭(5%)

ヘイロー系   1頭/60頭

サンデー系の中では、キンシャサノキセキ・ダイワメジャー等の

スピード型に分類されるタイプが「12頭/27頭」と優秀です。

ミスプロ系については、

キングマンボ系10頭/14頭と最多です。

あとはフォーティナイナー系が3頭。

それ以外のミスプロ系は1頭のみという状態です。

ノーザンダンサー系は、

サドラーズ系が5頭/11頭で最多。

それ以外では、ストームバード系が3頭。

他はバラバラです。

調べてみて意外だったのは、コースリーディング上位の

サクラバクシンオー(ナスルーラ系/プリンスリーギフト)が、

すっかり「なりを潜めた」事です。

産駒数の減少が最大の要因でしょうが、

直近1年の産駒成績も【0・1・1・6】と不振です。

サクラバクシンオー後継種牡馬のショウナンカンプは、

直近1年で【1・2・1・10】と多少成績が上がってますが、

それ以前の5年間データは【0・0・4・46】という無残な成績。

今までのように、「サクラバクシンオー産駒は黙って買え」

という時代では無いのかも知れませんね。

母の父

ノーザンダンサー系が17頭/60頭(28%)でトップ。

その中では、ヴァイスリージェント系が7頭で最多です。

サンデー系  13頭/60頭(22%)

ミスプロ系   9頭/60頭(15%)

9頭の内、7頭は開催後半のもの。

馬場が荒れ始めると本来の「ダート向きの血」

が活きて来るという事でしょうか。

ナスルーラ系  9頭/60頭(15%)

ヘイロー系   5頭/60頭(8%)

ロベルト系   3頭/60頭

マッチェム系  1頭/60頭

4L系統

4L系統に含まれる血統で最も多いのは

ノーザンダンサー系の48頭/60頭となっています。

次いで多いのは

サンデー系(47頭/60頭)です。

今時この2系統のどちらかを全く持たない馬を

探す方が難しいので、これは絞り込みに使えるデータではないですね(/ω\)

なので、父と母両方の「祖母」の系統に目を向けてみます。

マイナー系と呼ばれる「ニアークティック」「ダマスカス」

の血を持つ馬が15頭/60頭(25%)も居ました。

特に「ダマスカス」については、

新潟の1000mのコースガイドにも

登場した4L系統の重要血統でした。

やはり「野芝の短距離戦」に向いているのかも知れませんね。

血統からのベタ買いデータ

①1ケタ馬番のダイワメジャー産駒

 複勝率35% 複勝回収率157%

マンハッタンカフェ産駒の激走に注意!

 中・長距離に強い印象の有るマンハッタンカフェ産駒ですが、

 実はここでも回収率が優秀なのです。

 連闘ローテの産駒を除くと・・・

 複勝率34% 複勝回収率230%

枠順(馬番)傾向

枠順では、多頭数・小頭数の区別が出来ないので、

馬番で傾向を調べてみました。

馬番1番~5番   29頭/60頭(48%)

馬番6番~10番  21頭/60頭(35%)

馬番11番~    10頭/60頭(17%)

※開催の前半・後半で特に大きな差は見られませんでした

開催を通じて「一桁馬番が圧倒的」という事でしょう。

軸で迷えば「内の馬」みたいな?(゜-゜)

騎手の巧拙

勝率35%というMデムーロ騎手が圧倒的な存在です。

が、回収率は単勝・複勝ともに真っ赤ですね・・・

武豊騎手は過去3年のデータでも

勝率21% 複勝率45% で日本人トップです。

更に、直近1年では・・・

勝率26% 複勝率52% と成績アップで文句なしのトップです。

回収率も複勝は赤字ですが、単勝は108.7%と黒字です。

その他、ここを得意にしているのは・・・

和田竜二騎手

幸英明騎手

坂井瑠星騎手

国分恭介騎手

田中健騎手

丹内祐次騎手

以上が「小倉芝1200m」のコース攻略ガイドです。

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