クイーンS 過去の傾向
2013年は、函館開催だったので、
ここでは、2014年~2017年の4年について
検証してみたいと思います。
ペースとラップパターン
とにかく一貫性が無く、スローからハイペースまで
バラエティに富んだ展開で、ラップ予想が展開しづらいレースです。
逃げ馬が外枠に入ると、逃げる為に
1コーナーまでの短い距離を、猛ダッシュで
先頭に立とうとします。
そうなると、一旦あがってしまったペースを
緩めるのは至難の業で、そのままオーバーペースで
突っ走る羽目になり、結果「ハイペース」になったのが
2014年の「オツウの大暴走」でした。
コースの特性としては、スローペースになりやすいのですが、
結局はメンバー構成と枠順次第という事になります。
今年は、逃げ馬は「ティーエスクライ」ぐらいのもので、
11頭立ての小頭数になりそうですから、ティーエスクライが
内枠に入れば「スロー濃厚」で、外枠を引くと「ミドル」
もしくは「ハイペース」もありうると言った感じでしょうか。
勝ち馬の共通点
全ての勝ち馬に共通するという訳でもないのですが、
基本的には、近3走以内に重賞で好走していることが
大きなポイントになります。
G1なら掲示板、G3なら3着以内が条件です。
更に付け加えるなら、その好走した重賞で、
4コーナー通過順位が「中団より前」である事です。
今年は、3走以内にG1での好走は、
ディアドラの「G1ドバイターフ3着」のみ。
日本のメディアでは、通過順位を確認できませんので、
動画を載せておきます。
これを見る限り、やっぱり後方待機でしたね(;・∀・)
ただ、今年は札幌競馬場に「エアレーション作業」に加えて
「シャタリング作業」が導入されました。
「エアレーション作業」は、昨年から導入されていますが、
「シャタリング作業」が併用されるのは今年が初めての事で、
脚質傾向に変化が現れる可能性も少なからずありそうです。
馬場のクッション性が上がるという事は、
力の要る馬場になるという事でも有ります。
すなわち、前が止まりやすくなる訳で、
差し馬の台頭には注意が必要になりそうです。
勿論、その影響は「血統傾向」にも及ぶ可能性が有ります。
昨年から導入された「エアレーション作業」が
血統傾向に与えた影響は、「ヴァイスリージェント系」
の大活躍でした。
昨年の当レース優勝馬アエロリットはヴァイスリージェント系
クロフネ産駒ですし、その他のレースでも芝1800mでは
父か母父にヴァイスリージェント系を持つ馬の好走率が
跳ねあがっています。
今年はどんな変化が有るのか、土曜の芝戦を観るまでは
見当がつきませんが、今から非常に楽しみです。
出走各馬の評価については、明日以降に
レポートVol.②としてUPさせて頂きます。
それではまた(^^)/
え?こんなボタン
押したくない?(;・∀・)