G3 中京記念 レポート① 傾向分析

中京記念の傾向分析

2012年の馬場改修以降の中京記念の傾向を、

ラップパターン・血統・距離ローテ・前走ローテ

から、掘り下げて分析してみたいと思います。

また、中京芝1600mコースガイドと

照合しながら、相違点にも注目してみます。

ラップパターン

ミドルペースになる事が多く、次いでハイペース。

スローペースだったのは1度だけ。

6年で1度を除いて、ラスト2Fの

1F(200m)区間タイムが連続して減速する

消耗戦型のラップパターンになっており、上り3Fタイムも

34秒台後半~37秒と、非常に時計を要する流れに

なっています。

軸に据える馬は、こういうラップパターンを

得意にしているタイプから選ぶのが良いと思います。

勝ち馬の人気

勝ち馬の人気は、2012年~2017年の6年で、

5番人気3勝、7番人気2勝、6番人気1勝。

上位人気が勝ち切れていないレースです。

これは、特殊な流れで展開するレースである事を、

重要視する人が少なく、直線が長いから、と言う理由で

単純に「上りタイムの速い馬」を支持する人が多いからだと思います。

上り3Fタイムが32秒台と言うような

「キレッキレのタイプ」が売れるのかも知れませんね。

勿論、切れ味も大事ですが・・・

「日本刀のような切れ味」よりも、

「ナタのような切れ味」が売りのタイプが勝つレース。

だと私は考えています。

好走馬の脚質傾向

これは、コースガイドとやや違う傾向が出ています。

中京記念近5年の3着以内馬15頭の傾向を見てみると・・・

近3走以内に・・・

①先行経験(最初のコーナーを5番手以内で通過)があり、

 なおかつ上り3Fタイム順位5位以上の実績が無かった馬。

 2頭/15頭

②先行経験が無かった馬で、なおかつ

 上り3Fタイム順位2位以上の実績が有った馬。

 5頭/15頭

③先行経験が有り、なおかつ

 上り3Fタイム順位5位以上の実績が有った馬。

 7頭/15頭

④先行経験も、上り上位実績も無かった馬。

 1頭/15頭

コースガイドでは、②のタイプが最も優秀でしたが、

このレースでは③のタイプ「先行力+上り」が最多でした。

血統傾向

15頭中10頭が父サンデー系

コースガイドとの相違点は、

「スピード型SS系」と

「中距離型SS系」が同数だった点です。

また、ディープ産駒が1頭しか

馬券になっていないのも特徴的です。

母系は、欧州型か日本型が中心で、

米国型は僅かに3頭でした。

特に、スピード型SS系の場合、

母系が欧州型であることが重賞です。

欧州型の母系が、スタミナを補完する事で、

タフなコースでも勝ち負け出来ているのでしょう。

距離ローテ

前走距離と比較して

距離短縮ローテ 3頭/15頭

同距離ローテ  7頭/15頭

距離延長ローテ 5頭/15頭

延長ローテが優秀なのは意外でした。

ただ、延長ローテには大きな特徴があります。

血統

延長ローテで馬券になった5頭すべてが

ステイゴールド・トニービン・ロベルト系の

血を持っているか、両親ともに長距離血統。

という特徴があります。

前走

5頭すべてが、前走が「東京1400m」でした。

臨戦過程

前走がどこの競馬場だったか。。

東京 9頭/15頭

阪神 4頭/15頭

京都 1頭/15頭

新潟 1頭/15頭

コースガイドでは、前走阪神が優秀でしたが、

このレースでは、「前走東京組」がトップでした。

以上の分析結果を元に・・・

具体的な出走各馬の評価については、

明日公開予定の「レポート②」にて(*^^)v

また、軸馬発表は土曜の夜、ブログ内公開予定です。

全ての予想印に関しましては、レース当日に、

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