中京 芝1600m コース概要
開催される重賞は、夏のG3中京記念のみ。
古馬のオープンクラスは、他に開催レースは無く、
古馬500万クラスの開催数が最も多いコース。
古馬500万クラスの前後半のラップ平均は、
前半3F(600m)が35秒8
後半3F(600m)が35秒2
前後半のラップ差が0.6秒しかない
ミドルペースが平均的なパターン。
メンバー最速上り3Fタイムの平均が
34秒6と結構上りの掛かるコースです。
最後の直線が長く、急坂を越えても
完全な平坦にならず「だらだら坂」が続く事で、
ラストの切れ味に加えて持久力も問われる
タフなコースだという事でしょう。
好走馬の脚質傾向
非常にタフなコースという事で、
先行力だけが売りのタイプは、ほぼ馬群に沈みます。
2017年7月22日から2018年7月15日
の約1年間に開催された30鞍(30レース)の
3着以内馬90頭から、新馬などの未出走馬15頭を
除外した75頭について、前3走での脚質を見てみると・・・
先行馬
近3走以内に先行経験(最初のコーナーを5番手以内で通過)
が有ったが、上り3F順位5位以上の実績がゼロだった馬。
75頭中5頭(6.7%)
上り3F順位2位以上
近3走以内に、上り3Fタイム順位2位以上の実績が有った馬。
75頭中48頭(64%)
先行経験+上り3F5位以上
近3走以内に、1度でも先行経験があり、
なおかつ、上り3Fタイム順位5位以上の実績が
1度でも有った馬。
75頭中44頭(58.7%)
ベタ買いデータ
条件1 前走が阪神芝1400m~2000m
条件2 近3走以内に上り3Fタイム順位3位以内実績
複勝率 49% 複勝回収率 174%
血統傾向
種牡馬
圧倒的にサンデー系種牡馬産駒ですね。
対象期間中の3着以内馬90頭の内、
62頭(69%)が父サンデー系でした。
特に、ディープ系と中距離型SS系の産駒が
90頭中45頭(50%)を占めると言う超高確率です。
ディープ系以外の中距離型SS系の主力は、
・ハーツクライ
・ステイゴールド
・ヴィクトワールピサ
と言ったあたりが活躍しています。
また、スピード型SS系では
ダイワメジャー産駒の活躍が目立ちますが、
殆どが2歳戦か下級条件でのもので、
しかも勝ち切れていないのが特徴的です。
タフさを問われるコースだけに、
距離適性は少し長い目の方が、
良い結果につながりやすいのかも知れません。
母の父は・・・
・ノーザンダンサー系 32頭/90頭
・ミスプロ系 24頭/90頭
・サンデー系 14頭/90頭
・ロベルト系 10頭/90頭
という割合になっています。
距離ローテ
前走の距離から
・距離短縮ローテ 27頭/75頭
・同距離のローテ 33頭/75頭
・距離延長ローテ 15頭/75頭
という結果が出ています。
なお、距離延長ローテ組は約半数が2歳戦のもので
古馬に限ると、8頭しか馬券になっていませんでした。
古馬で馬券に絡んだ8頭は、
・ハーツクライ
・ステイゴールド
・モンジュー
・ネオユニヴァース
・ロベルト系
・ダマスカス系
といった「距離延長が得意な血」を持つ馬でした。
騎手
このコースには、
「コースの鬼」とも言える騎手が結構います
・福永騎手
・北村友一騎手
・ミルコD騎手
・ルメール騎手
この4名は、いずれも25鞍以上に騎乗して
複勝率50%を超える「コースの鬼」
その他にも、複勝率が4割を超える騎手が
・川田騎手
・藤岡祐介騎手
・津村騎手
・岩田騎手
と言った具合で、「中京マイル8人衆」
と言ってもいいでしょう。
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