表は、枠順と脚質による複勝率(3着以内率)と複勝回収率(回収額)
函館 芝2000m
函館芝2000mの好走傾向を
2017年の開幕から、2018年7月8日までの
直近26鞍について、脚質・血統から徹底解剖してみました。
これを知らずに馬券を買ってはいけません。
コースの特徴
スタンド前の直線を延長したポケットからのスタート。
1コーナーまでの直線距離は476mと長い為、
1800mよりも前半のペースが速くなりやすい。
という傾向が有ります。
そのため、前半の3F(600m)のタイムが、
後半の3Fよりも速い「前傾ラップ」になりやすく、
持続力勝負の消耗戦となるケースが目立ちます。
レースの上り3Fタイムは、古馬オープンクラスでも
平均で「36秒7」と、非常に上りの掛かるコースです。
洋芝コースという事もあって、
父か母のどちらかに「欧州血統」を持つ馬が良く走ります。
脚質傾向
直近の26鞍で3着以内に入った78頭中、
58頭(74%)に「近3走以内に先行経験」
(最初のコーナーを5番手以内で通過)が有りました。
そして、同じく78頭中、56頭(72%)に
「近3走以内に上り3F順位3位以上」
という実績が有りました。
一般的に「先行有利」と言われていますが、
「速い上りを使える馬も強いコース」と言えます。
そして、人気の盲点になりやすいのは、
先行有利という世間の常識の裏をかく
「上りの速い馬」という事になります。
脚質ベタ買いデータ
条件1.前走が函館芝1800m又は2000m。
条件2.近3走以内に上り3F順位3位以上の実績。
条件3.馬番が「1番~10番」
以上の3つの条件を満たした場合・・・
複勝率63% 複勝回収率171%
血統傾向
「サンデー系に非ずば馬じゃない」
と言っても言い過ぎではないくらい、
「サンデー系の血」が重要です。
直近26鞍で馬券に絡んだ78頭の
実に83%に当たる65頭が、父又は母の父が
サンデー系の馬でした。
中でも、オルフェーブル産駒の成績が目覚ましく、
僅か5頭の出走ではありますが、4頭が馬券圏内に
好走しています。(複勝率80%)
その他では、ディープ産駒の牝馬、
ステイゴールド産駒・ハーツクライ産駒
ヴィクトワールピサ産駒・マンハッタンカフェ産駒
と言ったところが主流になっています。
「サンデー系×欧州血統」
「欧州血統×サンデー系」
というのが、現在の函館2000mの
トレンド配合です。
また、サンデー系大活躍の反面、
父ミスプロ系は意気消沈。。。
78頭中、わずかに7頭が馬券圏内という成績です。
ノーザンダンサー系では、ハービンジャー産駒
の好走が目を引きます。
その他では、ナスルーラ系を保持する馬が、
78頭中34頭(43%)と油断ならない存在です。
騎手
コースリーディングは岩田騎手。
勝率22% 複勝率44%
ですが・・・
回収率は赤字です。
旨みが有るのは
池添謙一騎手
勝率18% 単勝回収率141%
複勝率43% 複勝回収率116%
浜中俊騎手
複勝率61% 複勝回収率138%
穴ジョッキーは丸田騎手
複勝率37.5% 複勝回収率176%